【POG】2番人気のリルティングインクが逃げ切り…東京新馬

2月14日(日)、1回東京6日目4Rで3歳新馬(芝1600m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気・リルティングインク(牝3、栗東・高野厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:38.0(稍重)。

2着には1馬身3/4差で8番人気・ハンナ(牝3、美浦・大江原厩舎)、3着には半馬身差で4番人気・スマートルビー(牝3、美浦・尾関厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたサトノケンシロウ(牡3、栗東・池江寿厩舎)は4着に敗れた。

1番良いスタートを切ったのは大外のサトノケンシロウ。しかし内の各馬が行き脚つくと控える形に。先手を取ったのは最内枠からリルティングインク。すんなりとハナに立つとゆったりとしたペースでレースを進めていく。2番手にパラレルユニバースがつけ、コスモハイタッチ、サンスペンサー、ダノンミラクルらもこの集団に。ハンナは先行集団の後ろ6番手、スマートルビーは10番手あたりからレースを進める。
直線に入るとリルティングインクがパラレルユニバースを競り落として後続を突き放す。サトノケンシロウは左右にふらついて鞍上が少し追いづらそうな様子を見せ、その内からハンナ、外からスマートルビーが脚を伸ばして2番手に上がっていく。しかし残り200mの時点で先頭との差は2馬身以上。結局その差が詰まることはなくリルティングインクが先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったリルティングインクの馬主は株式会社ノルマンディーサラブレッドレーシング、生産者は新ひだか町の岡田スタツド。馬名の意味由来は「軽快な+四代母スカーレットインクより」。
昨年のサウジアラビアRCを制したブレイブスマッシュも、四代母がスカーレットインクという近親。そのスカーレットインクの孫には、ダイワメジャーやダイワスカーレットのG1馬がいる。また、雨上がりの東京競馬場の芝コースは最内から馬場が乾いていくという傾向もあり、1枠1番という枠順も味方につけての勝利となった。

1着 リルティングインク(戸崎騎手)
「センスがいいですよ。スタートが速く、マイペースに持ち込めました。直線で物見をしましたが、流れが落ち着きましたからね。あっさり振り切れました」

2着 ハンナ(江田照騎手)
「さすがディープインパクト産駒だね。テンションの高さを心配したが、いい走りだった。4コーナーの手応えは良くなったのに、直線はしっかり伸びたよ」

3着 スマートルビー(柴田善騎手)
「初戦としては上々の内容。いい馬だよ」

4着 サトノケンシロウ(武豊騎手)
「テンションが高く、集中して走ってくれなかった。ようやくエンジンがかかったところで不利を受けたしね。スムーズなら2着はあったよ」

8着 ニシノケイバー(勝浦騎手)
「ゲートは出たのに、躊躇してハミを取ってくれなくて。走りはいいし、レース慣れすれば」

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リルティングインク
(牝3、栗東・高野厩舎)
父:マツリダゴッホ
母:ザラストドロップ
母父:ヤマニンスキー

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