【阪急杯】スピード生かせる短距離路線へ 桜花賞馬レッツゴードンキ

24日、日曜阪神11レース・阪急杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年の桜花賞馬で、前走、マイルCS6着のレッツゴードンキ(牝4、栗東・梅田智厩舎)は、岩田康誠騎手が騎乗して坂路入り。道中徐々にピッチを上げ、終いゴーサインが出るとスムーズに加速。自己ベストに0.2秒差と迫る4F51.2-37.3-24.4-12.4秒をマークした。

マイルCSのあとは疲労回復に努めて放牧へ。1月半ばから乗り込みを開始し、2月に入ってからは毎週、岩田騎手が跨がって入念に調整されてきた。今週も抜群の気合乗りで軽快に登坂。梅田智之調教師も「Eコースで乗ってから坂路へ。前半はおさえて上がり重点で。ほぼ馬なりで、これならいいでしょう。馬は力をつけてきてるし、今までの休み明けよりもいい仕上がりで臨めそう」と、その仕上がりに太鼓判を押す。

スプリント色の強い母系ながら、1800mでデビューし、新馬戦を快勝。続く札幌2歳Sでも3着に入り、牝馬クラシックの王道を歩んで距離の融通性を見せていたが、陣営はそのスピードを生かすべく、いよいよ短距離路線へシフト。「距離も短くなる分には問題ない。牡馬相手で楽じゃないだろうが、G1馬として恥ずかしくない競馬はしてくれるでしょう」と師は熱く意気込みを語る。

今週末は中山記念で復帰する昨年の牡馬クラシック2冠馬ドゥラメンテやリアルスティールに多くの視線が注がれそうだが、仁川で復帰する桜の女王の走りも大いに注目だ。

レッツゴードンキ