【阪神大賞典】1週前 併走遅れもシュヴァルグラン「いい反応」

9日、阪神大賞典(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、日経新春杯2着のシュヴァルグラン(牡4、栗東・友道厩舎)は、助手を背にCWコースで併せ馬を行い、2週連続で古馬1000万サラトガスピリットに先着を許したが、ひと追い毎に反応は良化。6F84.7-69.1-54.1-39.8-12.7秒をマークし、次週の本番にはキッチリと態勢が整いそうだ。

1番人気に支持された前走の日経新春杯は勝ったレーヴミストラルには2馬身差を付けられてしまったものの、際どくなった2着争いを制して賞金の上積みに成功。友道康夫調教師も「前走は4角で少し不利がありましたからね。あそこから巻き返してきたのも、それだけ馬が充実、力をつけてきた証拠だと思います」と合格点を与える。

そこからひと息入れて、重要な天皇賞前の一戦。「その前走後は放牧へ。プラン通りに、ここから天皇賞へ向かう予定にしています。折り合いに不安のないタイプだし、距離は大丈夫ですから。ここまで順調に乗り込んでこれたし、水曜も3頭併せでしっかりと追いきれました。遅れはしましたが、いい反応を見せていましたよ」と調整に抜かりはない。デビューして早い時期から素質の一端を覗かせていたが、ここに来て完全に本格化。このレースの内容次第では本番でも有力な一頭となる可能性は大いに秘めている。


一昨年の菊花賞馬で、昨年の札幌記念8着以来の実戦となるトーホウジャッカル(牡5、栗東・谷厩舎)は、藤懸貴志騎手が騎乗して坂路入り。古馬500万のサンビショップを0.3秒追走し、終い一杯に追われると、徐々に差を縮めて同入フィニッシュ。タイムは4F52.4-38.7-24.9-12.9秒を計時した。

久しぶりの実戦を前に谷潔調教師は「今週は坂路で併せ馬。それなりの時計が出せたし、おしまいの反応も良かった。追い切る毎に動きは良くなってきていますよ。休養が長かったし、まだ気持ち太いところはあるけど、このひと追いと、来週の追い切りでうまく仕上がってくるでしょう」と今後の見通しを語った。

昨年は、レコード勝ちした菊花賞以来となる復帰初戦の宝塚記念こそ4着とまとめたが、続く札幌記念では8着と完敗。結局、1年を通してこの2戦しか出来なかった。暮れの有馬記念では、菊花賞で3、2着に下したゴールドアクターとサウンズオブアースがワンツーフィニッシュ。今年こそ完全復活を果たしたい。