【スプリングS】ミッキーロケット 絶好調C.ルメールを迎えて権利獲りへ

16日、スプリングS(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走つばき賞2着から皐月賞の出走権を狙うミッキーロケット(牡3、栗東・音無厩舎)は、初コンビを組むC.ルメール騎手を背に坂路での最終追い。3歳未勝利のセネッティを相手に、鞍上が軽く仕掛けるとスムーズに加速して12.0秒のラップを刻むなど、自己ベストを大きく更新する4F50.9-37.3-24.7-12.7秒を叩き出して0.1秒先着した。

この動きに鞍上も「いい時計だね。いい感じで追いきれたし、最後もいい反応で動いてくれたよ。レースでは乗ったことがないけど、きょうはとても乗りやすかった。チャンスはあると思う」と確かな手応えを掴んだようだ。

ここまで4戦して1勝ながら、負けた3度はいずれも2着と安定感は抜群。馬場も不問で、終いは堅実に伸びてくる。リーディングトップを走る心強いジョッキーを味方に、皐月賞出走のチケットをもぎ取りに行く。