【フローラS】桜花賞をパスして挑むチェッキーノ「いかにリラックスして走れるか」

20日、フローラS(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、アネモネS1着のチェッキーノ(牝3、美浦・藤沢和厩舎)は、杉原誠人騎手を背に(レースではC.ルメール騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われ、4F55.1-40.2-13.3秒をマークした。

【杉原誠人騎手のコメント】
「今日の追い切りは、縦列で進んで最後は馬に近づく感じでやりました。今回は2000のレースですし、この血統なので道中いかにリラックスして走れるかにウエイトを置いて調整しました。だいぶ良い雰囲気で動いていましたし、競馬でもこのくらい動ければ最後の瞬発力に繋がるのではないかと思っています。

普段はカーッとして燃えやすいところがあるので気を付けていますが、今日の追い切りが終わったあとも興奮していませんでした。手脚の軽い走りをするところと、瞬間的にスイッチが入るところが兄のコディーノに似ています。それが最後の瞬発力に繋がっていると思います」

チェッキーノ


前走、クイーンC2着のフロンテアクイーン(牝3、美浦・国枝厩舎)は、蛯名正義騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.0-37.9-12.7秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「前走は勝ち馬は別格でしたが、この馬も良い競馬が出来たと思います。最初の頃はまだまだでしたが、レースを使うごとに集中して走れるようになってきていますし力を付けています。前走は2着でしたが、オークス目標で中間はひと息入れてここを使うことにしました。少し牧場でゆっくりしてから厩舎に戻ってきましたが、問題なく順調に調教をこなしています。

今日の追い切りは前に1頭先導馬を置きましたが、良い感じで追走できていました。ジョッキーも、すごく良いので楽しみだと話していました。馬も食欲がありますし、体に張りもあるので状態が良くなっているのではないかと思います。前走から大きく変わった感じはしませんが、少しずつ大人びてきているかと思います。1800でも走っていましたし、距離の融通はきくので2000も問題ないと思います。一生懸命走るところがこの馬の良いところだと思いますし、本番に向けて良い形で競馬が出来ればと思います」

フロンテアクイーン