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【天皇賞(春)】再び『まつり』 壮絶な叩き合いを制したのは武豊&キタサンブラック!
2016/5/1(日)
5月1日(日)、3回京都4日目11Rで第153回天皇賞(春)(G1)(芝3200m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の2番人気・キタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:15.3(良)。2着にはハナ差で13番人気・カレンミロティック(セ8、栗東・平田厩舎)、3着には1馬身1/4差で3番人気・シュヴァルグラン(牡4、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。
18頭がきれいなスタートを切り、外からサウンズオブアースも出方をうかがうが、それを制して最内のキタサンブラックが下馬評通りにハナへ。ヤマニンボワラクテ、カレンミロティックも差がなく続き、マイネルメダリスト、サウンズオブアース、アドマイヤデウスも前めのポジション。ゴールドアクターはそれらを見る形で、その直後にはシュヴァルグラン、トーホウジャッカルらも付け、レーヴミストラルだけがやや離れた最後方を進む。
2週目の坂の上りで集団の後ろにいたトゥインクルが徐々にポジションをアップ。下りに入ってペースが上がるとゴールドアクターも進出を開始して、直線入り口でキタサンブラックに並びかける。その外にはトーホウジャッカルも上がって直線最後の脚比べ。
逃げるキタサンブラックがラストスパートをかけ、ゴールドアクターは懸命に食い下がるが伸びはひと息。2頭の間を割ってカレンミロティックがキタサンブラックを捕らえ、史上初のセン馬による優勝かと思われたところ、内からキタサンブラックが差し返し、火の出るような叩き合いで2頭並んだところがゴール。写真判定の結果、ハナ差でキタサンブラックに軍配が上がった。
勝ったキタサンブラックは、昨年の菊花賞馬で2つ目のG1制覇。昨年の有馬記念、今年の大阪杯とハナを切って惜敗を喫し、最内枠を引いた今回、鞍上の武豊騎手がどんな作戦を取るかが注目されたが、好枠を利してハナを切り、最後は一端先頭を譲ったカレンミロティックを差し返して再び淀の舞台で大輪を咲かせた。
また、鞍上の武豊騎手は春の天皇賞7勝目で、JRAG1・70勝目の偉業達成となった。
馬主は有限会社大野商事、生産者は日高町のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。
天皇賞(春)の結果・払戻金はコチラ⇒
キタサンブラック
(牡4、栗東・清水久厩舎)
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
通算成績:10戦6勝
重賞勝利:
16年天皇賞(春)(G1)
15年菊花賞(G1)
15年セントライト記念(G2)
15年スプリングS(G2)






※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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