【ヴィクトリアM】3ヶ月ぶりクイーンズリング52秒7「相変わらず元気」

11日、ヴィクトリアマイル(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、京都牝馬Sを制したクイーンズリング(牝4、栗東・吉村厩舎)は、坂路を馬なりで駆け、4F52.7-38.5-25.0-12.5秒をマークした。

レースでも騎乗するM.デムーロ騎手は「相変わらず元気いいね。フレッシュな時はいつもこんな感じなんだよ。この前の1400mは少し忙しい感じだったが、それでも勝ってくれた。東京、1600mになるのはいい。一番、合っているんじゃないか」とコース替わり、距離延長が好転と話す。

約4ヵ月の休み明けが懸念される声もあるが、昨年あわやの2着と好走したケイアイエレガントは京都牝馬Sを勝ってこの舞台に駒を進めた。クイーンズリング自体も、前走は、3ヵ月の休み明けで好走しており、まったく不安はない言っていいだろう。すでに今年のG1・2勝している鞍上を迎え、一気に女王に名乗りを挙げるか注目だ。

クイーンズリング

クイーンズリング

前走、高松宮記念S8着のレッツゴードンキ(牝4、栗東・梅田智厩舎)は、柴田未崎騎手(レースでは岩田康誠騎手が騎乗予定)を背に坂路を強めで追われ、4F52.3-38.3-24.6-12.3秒をマークした。

梅田智之調教師は「予定よりちょっと時計が速くなったかな。ま、ジョッキー(柴田未騎手、レースは岩田康誠騎手)も初めて乗ったからなあ。それでも無理をして出した時計じゃないし、オーバーワークじゃないよ。うん、大丈夫。ここまで順調に調整してこられた。あとはレースでスムーズに走ってきて欲しい」と過程の順調さをアピール。

前走後は、コンスタントに乗り込まれ、時計を見てもわかるように、徐々に良化を示している。前走は初めての千二で後方からの競馬。それでも上がり4位の脚で追い込んでおり、自在性を窺わせた。G1制覇のある千六で巻き返したといきたいところだ。

レッツゴードンキ