【日本ダービー】さあ競馬の祭典!ディーマジェスティ、マカヒキ等が登録!

ディーマジェスティ

ここも勝って世代最強を示したいディーマジェスティ

5月29日(日)、2回東京12日目に行われる第83回東京優駿(日本ダービー)(G1)(3歳牡牝 国際 指定 定量 芝2400m)の特別登録馬が発表された。

皐月賞馬ディーマジェスティが二冠獲りに向けて順調に調整中だ。皐月賞では8番人気の低評価を覆す圧巻の走りで、戦前に謳われていた3強をまとめて撃破。ここでは一転主役としてライバルたちを迎えうつ。前走の勝ち方、勝ち時計は歴代の皐月賞馬と比較しても最強レベルの勝ち方。鞍上の蛯名騎手はこの舞台で2着2回と悔しい思いをしていて、悲願のダービー制覇へこの上ないチャンスが到来したと言っていいだろう。

逆転に燃えているのは皐月賞2着のマカヒキ。前走は大外を回しメンバー最速の上がりを計時するも及ばずの結果。デビューからの4戦は全て上がり最速、秘めている末脚は世代No.1だ。東京は未経験だが間違いなく力を存分に出せる舞台だろう。全姉のウリウリが短距離で活躍しているのが血統面で気になるところだが、ここまでで見せた競馬ぶりからは距離の心配はなさそう。巻き返しに期待。

同レース3着のサトノダイヤモンドも忘れてはいけない存在。皐月賞では一番人気に支持されての3着で、勝ち馬との差は2馬身半。これを決定的な差として見るにはまだ早計だろう。レースにおける操縦性、競馬センスはこの馬が一番。皐月賞ではハイペースの中、早めに抜け出す競馬をしていて、展開面でも厳しかった。自在性のある脚質は魅力十分だ。ルメール騎手が引き続き騎乗するのも心強い。

さらには2歳王者リオンディーズ。皐月賞では道中かかってしまい、前半5F58.4秒の流れの中、向こう正面で先頭に立ってしまった。直線では一杯になってヨレてエアスピネルとサトノダイヤモンドに不利を与えてしまい、4位入線も5着降着と色々不運が重なった。しかしながらあのペースを先行しての5着は立派の一言で、身体能力はこの馬が一番と言っても過言ではない。課題はその行きたがる気性だろう。距離が延びるダービーでの好走は折り合いがカギになってくる。

トライアル組も今年は例年になくハイレベル。
青葉賞を制したのはヴァンキッシュラン。勝ち時計2分24秒2、はそのままダービーの勝ち時計でもおかしくない、かなりの好時計。まだ直線で内にササッたり荒削りな面があるものの、突き放した勝ち方は見事だった。
京都新聞杯を大外一気で鮮やかに差し切ったスマートオーディンもダービーでは最大の惑星となりそうな存在だ。着差は3/4馬身だったが、残り1Fで「勝負あった」と思わせるような強い内容。父ダノンシャンティが前日に出走を取り消したあのダービーから6年。その息子が父の分まで借りを返すことができるだろうか。

3強から一転、大混戦ムードになった牡馬クラシック戦線。古くから「最も運のある馬が勝つ」と言われる日本ダービー。世代最強を決める1戦、6836頭の頂点に立つのはどの馬か。特別登録馬は以下の通り。

【優先出走権】
アジュールローズ 57 ボウマン
ヴァンキッシュラン 57 内田博
エアスピネル 57 武豊
サトノダイヤモンド 57 ルメール
ディーマジェスティ 57 蛯名
マカヒキ 57 川田
レッドエルディスト 57 四位

【収得賞金順】
スマートオーディン 57 戸崎
ロードクエスト 57 ◯◯
リオンディーズ 57 Mデムーロ
マウントロブソン 57 Tベリー
プロフェット 57 浜中
レインボーライン 57 福永
ブレイブスマッシュ 57 横山典
マイネルハニー 57 柴田大
プロディガルサン 57 田辺
イモータル 57 石川
アグネスフォルテ 57 松山

【除外対象】
ジョルジュサンク 57 吉田隼
シャドウアプローチ 57 ○○
ブラックスピネル 57 ○○
マイネルラフレシア 57 ○○
ロイカバード 57 ○◯

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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