【安田記念】リアルは8枠11番! 「跳びがダイナミック。本当に楽しみ」矢作師

日曜東京で行われる安田記念(G1)の枠順が確定。前走、ドバイターフで悲願のG1初勝利を挙げたリアルスティール(牡4、栗東・矢作厩舎)は、8枠11番にゲートイン。今度は国内G1の奪取に燃える。

管理する矢作芳人調教師は、「ドバイも外から2番目で勝ったんだし、ここでも大丈夫だよ。追い切りもそうだったが、けさ(金曜)も見た目以上に時計が出てた。それだけ跳びがダイナミックな証拠だよね。本当、楽しみだよ」とコメント。師の期待度が伝わってくるトーンで、好勝負必至だ。

3歳時は共同通信杯を2戦2勝で制し、続くスプリングSは2着に敗れたものの、クラシック最有力馬と目されながら、春2冠はケタ違いの強さを見せたドゥラメンテの前に敗れ、骨折による休養を挟んだ秋の菊花賞でもキタサンブラックの2着に惜敗と、クラシックで金メダルを獲ることができなかった。
そして迎えた2016年。中山記念3着をステップにドバイターフに挑戦。並み居る世界の強豪らを相手に素晴らしい走りを見せ、G1初勝利が海外G1という快挙をやってのけた。管理する矢作調教師にとっても初の海外G1制覇で、人馬ともに初物づくしの勝利だった。

国内ではまだ2勝。ドバイの地で一皮むけたその実力を日本で見せて欲しい。世界一の馬を倒して、クラシックで苦杯を嘗めた借りをここで返したいところだ。

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