【エプソムC】ラングレー雨中でもスイスイ登坂 弟に負けじとタイトル狙う

6月12日(日)に東京競馬場で行われるエプソムC(G3)の追い切りが8日、栗東トレセンで行われた。

前走、都大路S3着のラングレーは、坂路にて単走で追われ51.6-37.2-24.4-12.3秒をマーク。まだ水分の残る重馬場の中、この時計は優秀といえるもの。重賞初制覇を虎視眈々と狙っている。
騎乗した宮内調教助手は「終い重点でやりましたが、思った以上に時計が出ましたね。自分からハミをとって動けるようになってきたし、以前と比べてもトモが成長してきました。東京輸送も大丈夫。あとはお天気だけですね」とコメント。この中間も好時計を重ねており、ここ目標に順調な仕上がりを見せている。

1つ下の全弟、リアルスティールは今春、ドバイターフを制し世界の大舞台でもその実力を見せつけた。本馬も2歳時からその素質は高く評価されていたものの、重賞では入着が一杯で、結果を残すことができなかった。近走は安定した末脚を使えるようになってきており、先週の安田記念で不本意な結果だった弟の分まで、負けじと兄もここでタイトルを手中に収めたいところだ。