【マーメイドS】妹に負けじとリラヴァティが悲願の重賞初勝利!

6月12日(日)、3回阪神4日目11Rで第21回マーメイドS(G3)(芝2000m)が行なわれ、松若風馬騎手騎乗の6番人気・リラヴァティ(牝5、栗東・石坂厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:59.3(良)。

2着にはクビ差で7番人気・ヒルノマテーラ(牝5、栗東・昆厩舎)、3着にはクビ差で5番人気・ココロノアイ(牝4、美浦・尾関厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたシュンドルボン(牝5、美浦・矢野英厩舎)は4着に敗れた。

先手を奪ったのは、ハンデ49キロの大外シャイニーガール。ココロノアイが2番手に付け、リラヴァティ、ウインリバティ、ショウナンバーキン、タガノエトワール、ナムラアンはやや掛かり気味にちょうど中団あたりを追走する。
3コーナーで後方4番手にいたシュンドルボンがポジションを上げ、それを追うようにメイショウマンボも上がっていく。馬群が固まって直線に入ると、最内を突いたリラヴァティとシュンドルボンが抜け出して2頭が叩き合いに。3キロ差を生かしたリラヴァティがシュンドルボンを振り切ると、そのまま先頭でゴール。際どくなった2着争いは外から猛然と追い込んだヒルノマテーラが飛び込んだ。

勝ったリラヴァティは、3歳時にフェアリーS、チューリップ賞、ローズSで3着、4歳となった昨年も福島牝馬Sで2着に入るなど、重賞制覇まであと一歩のところまで詰め寄っていた実力馬。この春は妹のシンハライトがオークス1着、桜花賞2着と大活躍し、それに刺激を受けたか前走のパールSで1年2カ月ぶりの勝利を挙げ、その勢いで悲願の重賞初制覇を成し遂げた。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「スリランカの女王名。母名より連想」。

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リラヴァティ
(牝5、栗東・石坂厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:シンハリーズ
母父:Singspiel
通算成績:22戦5勝
重賞勝利:
16年マーメイドS(G3)

リラヴァティ

リラヴァティ

リラヴァティ

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