【POG】ダノンチャンスら土曜小倉5Rトレセン直送トーク

●7月30日(土) 2回小倉1日目5R 2歳新馬(芝1200m)

佐々木晶三調教師が管理するトーヨーエース(牡2、栗東・佐々晶厩舎)は最内1番枠にゲートイン。27日の追い切りにはレースで騎乗予定の鮫島克駿騎手が騎乗し、坂路で54.9-終い13.0秒の時計を記録。古馬相手に追走先着し、この時期の2歳馬としてはなかなかの動きを見せた。

「ケイコは動き、時計ともに水準以上だね。きれいなフットワークをしてるし、芝の短距離が合うんじゃないかな。スタートも速いし、初戦から期待したいね」と佐々木調教師も高く評価。半姉にフィリーズレビューで2着したことベストオブミーがおり、血統的にも底力は十分。姉も函館で新馬勝ちを飾っており、その点も後押しできるポイントだ。


近親に3歳で安田記念を制し、オーストラリアでもG1を勝利したリアルインパクトの近親、ショーウェイ(牝2、栗東・斉藤崇厩舎)は最終追いを坂路で敢行。助手を背に4F54.7、終い12.4秒の時計をマーク。先週、古馬相手に互角以上の動きを見せており、デビューに向けてしっかりと仕上げてきた。

管理する斉藤崇史調教師は「6月に入厩した時はテンションが高かったけど、放牧を挟んだことで今は落ち着いています。追い切りも時間帯を考えればよく動いてるし、初戦向きのタイプだと思ってます」とコメント。新馬勝ちを飾ったリアルインパクトと同様に、この馬もデビューから能力全開だ。


今年は動物シリーズで注目のシゲル軍団からはシゲルマサイキリン(牡2、栗東・福島厩舎)が登場。1週前にCWで6F80秒台をマーク。今週は坂路でビッシリと追われ、4F53.3秒、終い12.6秒と不良馬場の中、上々の動き。

「調教時計は2歳馬としては水準ぐらいは動けてる。少しワンペースなところはあるが、実戦でどんな走りができるか」と管理する福島信晴調教師はやや慎重な口ぶりも、53秒台が出るのはしっかりと仕上がった証し。2キロ減の義英真騎手を配してデビュー勝ちを目指す。


大外枠を引いたダノンチャンス(牡2、栗東・中内田厩舎)は叔父に短距離で活躍したダッシャーゴーゴーがおり、同馬が小倉で新馬勝ち、小倉2歳Sも2着に好走しているのは心強いところ。最終追いはCWで5F68秒フラット、終いを馬なりで12.1秒でまとめてきた。

騎乗した猿橋調教助手は「いいスピードとパワーを持っています。調教でもこっちの指示に素直な反応をしてくれるし、操縦性がいい。スピードを生かした競馬をして欲しいですね」と大きな期待を寄せる。2週前まで調教パートナーだったヴゼットジョリーが先週新馬勝ちしたことで、それを上回る動きを見せてきたこの馬の評価が上がるのも当然か。僚馬に続いてのデビュー勝ちに挑む。