ピオネロがダートに替わって貫禄の2連勝!…BSN賞

8月27日(土)、2回新潟9日目11RでBSN賞(ダ1800m)が行なわれ、福永祐一騎手騎乗の1番人気・ピオネロ(牡5、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:51.1(良)。

2着には1馬身3/4差で2番人気・モズライジン(牡4、栗東・矢作厩舎)、3着には1馬身3/4差で3番人気・アルタイル(牡4、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。

勝ち馬はスタートを五分に出て、道中、縦長の展開の中、先行集団の後ろを追走。3、4コーナーでは馬なりのままトップグループの直後に進出、直線に向く。
トウショウフリークが逃げたトミケンユークアイを早めに交わすが、ピオネロはさらにその外から抜群の手応えで上がってくる。モズライジン、アルタイルも差を詰めにかかるが、残り200mで大勢は決し、ピオネロが着差以上の貫禄を見せ、1着でゴール板を駆け抜けた。

勝ったピオネロは昨年5月のむらさき賞を勝利した後、3着はあるものの勝ち切れない競馬が続いていたが、前走の白川郷Sで初のダート戦に挑戦すると、それまでの惜敗ぶりがウソのような快勝でオープン入り。今回はそれに続く連勝でオープンレース初勝利を挙げ、ダート適性の高さを証明した。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「先駆者(西)」。

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1着 ピオネロ(福永騎手)
「砂を被ってイヤがるような素振りも見せていましたが、しっかり伸びてくれました。今日は今後に繋がる内容の競馬が出来たと思いますし、ダート適性も高いのでこれからが楽しみです」

2着 モズライジン(中谷騎手)
「完敗です。何の不利もありませんでしたし、勝ち馬よりも内を回ろうとイメージしていた通りの競馬が出来ました。それでも最後の直線で差が詰まりませんでしたからね。相手が強かったです」

3着 アルタイル(柴田大騎手)
「自分が思っていたイメージと違ってハミを取りませんでしたし、かといって気合いをつけるとハミを取り過ぎるところもありました。勝ち馬を射程圏に入れながら外に出したときには反応してくれるかと思いましたが、そこでの反応も自分のイメージと違う感じでした」

4着 スリータイタン(木幡巧騎手)
「前が流れていたので、ムリしてついていかずに自分のリズムでロスなく運びました。4コーナー辺りで2着馬に来られたときは戸惑うような格好をしましたが、外に出してからはまた脚を使ってくれました。49キロの軽ハンデも生かせたと思います」

5着 トウショウフリーク(柴山騎手)
「終始外から来られる厳しい展開でしたが、ペースが流れていたこともあって折り合いはつきました。最後はハンデ差も応えた感じがします」

  • ピオネロ
  • (牡5、栗東・松永幹厩舎)
  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:クルソラ
  • 母父:Candy Stripes
  • 通算成績:24戦6勝

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