2013年の最優秀2歳牝馬レッドリヴェールが引退、繁殖入り

レッドリヴェール

ハープスターとの激闘の末、阪神ジュベナイルFでG1制覇

2013年の阪神JFを無敗で制し、同年のJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたレッドリヴェール(牝5、栗東・須貝尚厩舎)が、左前肢の腱周囲炎のため引退、繁殖入りすることが所属する東京サラブレッドクラブより発表された。

同馬は2013年6月に阪神で新馬勝ち。続く札幌2歳Sでは、自身が上がり最速で41.3秒も要する不良馬場の中、マイネグレヴィルをクビ差抑えて重賞初制覇。暮れの阪神JFでは単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されたハープスターをハナ差振り切って無傷の3連勝でG1初制覇を成し遂げた。
翌年は阪神JF以来のぶっつけで挑んだ桜花賞でハープスターのハナ差2着。次走は果敢にダービーに挑戦したが12着と大敗。その後は15年のヴィクトリアMで4着、クイーンSで2着に入ったが、2ケタ着順の大敗も多くなり、最後のレースとなった札幌記念も16着のシンガリ負けを喫していた。
通算成績は18戦3勝(重賞2勝)、JRA通算獲得賞金は1億8158万8000円(付加賞金含む)。今後は生まれ故郷の北海道千歳市・社台ファームで繁殖馬となる予定。

馬主は株式会社 東京ホースレーシング、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+夢見る人(仏)。華やかな舞台を夢見て」。

レッドリヴェール
(牝5、栗東・須貝尚厩舎)
父:ステイゴールド
母:ディソサード
母父:Dixieland Band
通算成績:18戦3勝
重賞勝利:
13年阪神JF(G1)
13年札幌2歳S(G3)

レッドリヴェール
レッドリヴェール
レッドリヴェール

2014年、日本ダービー出走1週前に撮影