【スプリンターズS】サクラゴスペルまだまだ元気「暫定王者くらいの気持ちを持って」

サクラゴスペル

28日、スプリンターズS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、京王杯スプリングカップ8着のサクラゴスペル(牡8、美浦・尾関厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.2-38.6-13.0秒をマークした。

【尾関知人調教師のコメント】
「前々走の高松宮記念は時計が速かったですし、そこで流れに乗っていったこととゴチャゴチャしたことも影響して大敗してしまいました。前走はそこから切り替えられるかがポイントでしたが、最後までしっかりした競馬が出来たので内容は良かったと思います。スプリンターズS前に北海道で使うか阪神で使うか考えると、この馬の気性から休み明けで臨んだ方が良いだろうと思いました。

中間は北海道の牧場で順調に乗り込んできて、帰厩してからも上手く引き継げています。今日の追い切りは、この馬自身追い切りでかかるので相手と併せることにこだわらず、最後まで集中して走れれば良いと思っていました。併せ馬の相手が速かったこともあって追いつきませんでしたが、最後まで集中して良い走りでした。普段は元気の良いところを見せますが、競馬に行くとその時々の流れに合わせて走れるところがこの馬の良い点だと思います。

8歳馬ですが、良い意味で老け込んでいません。今までの持ち時計から、あまり速い決着になると厳しいかと思います。去年くらいの時計なら良いですね。去年の勝ち馬が出走していないので、暫定王者くらいの気持ちを持ってしっかり仕上げて臨みたいです」