【天皇賞(秋)】Mデムーロはリアルスティールと初コンビ 「世界トップクラスの馬」

リアルスティール

26日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、安田記念11着のリアルスティール(牡4、栗東・矢作厩舎)は助手を背に坂路に登場。馬なりで53.8-38.4-24.8-12.5秒をマークし、ハードに攻めた安田記念時とは一転、折り合い重点の内容で最終追い切りを終えた。


追い切り後、レースで騎乗するM.デムーロ騎手の一問一答は以下の通り。

●レースで初騎乗となる鞍上 「パワーがあってとても賢い」

-:いよいよ秋の天皇賞ですが、お気持ちを聞かせてください。

Mデムーロ騎手:今年は早かった(笑)。夏競馬が終わって、すぐG1シーズンの秋競馬が来た感じです。だから勝ちたい、良い気持ちです。

-:まずこのリアルスティールへの騎乗依頼が来た時の気持ちを教えていただけますか?

デ:先週、先々週と乗りましたが、とても良い状態です。毎日王冠は回避しましたけど、使うと間隔が2週間しかないから、東京に2回連れて行くのは馬が疲れてしまうので、これで良かったと思います。

-:特に先週、19日に乗られましたが、その時の感触をお聞かせ下さい。

デ:折り合いはすごく良かったです。前に馬を置いている時は一生懸命走るけど、パス(交わす)すると少しフワフワする時があります。そういった面があるのは一緒に何回も競馬していたのでわかっていましたから、とても賢い馬だなと思います。

-:今週は調教には騎乗されませんでしたが、追い切りがご覧になられましたか?

デ:良かったと思います。馬なりでいい感じでした。

-:特にどんなところに良さを感じましたか?

デ:力がすごくあるところですね。

-:レースでリアルスティールに騎乗されるのは初めてになりますが、どのようなレースイメージを思い描いていらっしゃいますか?

デ:どんなイメージ?難しいですね(笑)。枠も大事だと思いますし、ドゥラメンテに乗っていたときは良いライバルホースでしたから、何回も一緒にレースをして僕も勉強していました。とても良い馬ですね。たまにテンションが高くなると引っかかるので、それは気にしています。久々のレースだからわからないけど、自信はあります。

-:引っかからないためのアイデアみたいなものは考えていらっしゃるのですか?

デ:ドバイの時はスタートから少し行きたがっていたみたいで、ライアンムーア騎手がすごく巧くて馬がリラックスしていたので、リズム良く運べたから最後まで良く伸びたのだと思います。そういうイメージが良いと思います。

デムーロ

-:今までもリアルスティールの長所を沢山挙げていただきましたが、改めてこの馬のストロングポイントを教えてください。

デ:やっぱりパワーがあるところですかね。ドバイもこの馬に向いていたと思います。ドゥラメンテは世界でもトップクラスの馬でしたから、この馬もそれぐらいの力がある馬だと思います。

-:天皇賞(秋)もチャンスはあると。

デ:もちろんです。頑張ります。

-:4年前はエイシンフラッシュで優勝して、非常に感動的なシーンを演出してくれましたが、今回も同じ天皇賞(秋)ですね。

デ:勝ちたいです(笑)!

-:このコンビにはファンの方も楽しみにされていると思います。最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

デ:初めてこのリアルスティールに乗りますが、ファンはとても多いですね。頑張ります。