函館2歳S2着の雪辱なったモンドキャンノ ルメール「マイルでもやれる」

モンドキャンノ

●11月5日(土) 5回東京1日目11R 第52回京王杯2歳S(G2)(芝1400m)

2歳世代最初のG2戦。エイシンアポロン、グランプリボスといった後のマイル王が勝ち馬に名を連ねる一方、モーリス、ラブリーデイ、あのオルフェーヴルも敗れている京王杯2歳S。函館2歳S、小倉2歳Sの1、2着が揃って出走した今年の勝者は函館2歳Sで1番人気に支持されながら2着に敗れたモンドキャンノ(牡2、栗東・安田隆厩舎)。小倉2歳Sの覇者レーヌミノルを馬場の外から力強くねじ伏せた。

レース前半は少し行きたがる場面もあったが、そこは名手C.ルメール騎手がうまくなだめて中団やや後ろを追走。4コーナーを回るとスムーズに外へ持ち出しゴーサイン。前方では2番手に付けていたレーヌミノルが満を持して追い出し、残り200mからは一騎討ち。懸命に食い下がるレーヌミノルを半馬身抑えて真っ先にゴールへ飛び込んだ。

堂々の勝ちっぷりに「最後まで頑張って走ってくれました。最初は少しかかりましたが、馬の後ろに入れることが出来ましたし、4コーナーではリラックスして息を入れることが出来ました。その分直線に向いてからの反応も良かったです」とテン乗りとなった鞍上もパートナーを称える。

逆転リーディングを狙う鞍上にとっては大きな1勝。今後は父キンシャサノキセキ、母の父サクラバクシンオーという血統から距離延長がカギとなってくるが「良いスピードがあるので1400はちょうど良いですが、もう少しリラックスして走れればマイルでもやれると思います」と次のステップに太鼓判を押した。また、ロードカナロア、カレンチャンらを擁した短距離王国・安田隆行厩舎は意外にもおよそ2年半ぶりの重賞勝ち。王国復権に向けても大きな1勝となった。

モンドキャンノ
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