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伏兵ナックビーナスがマイペースに持ち込んで逃げ切りV…オーロC
2016/11/13(日)
11月13日(日)、5回東京4日目11Rでオーロカップ(芝1400m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の7番人気・ナックビーナス(牝3、美浦・杉浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:21.6(良)。
2着にはクビ差で4番人気・アルバタックス(牡6、栗東・石坂厩舎)、3着には半馬身差で2番人気・アットザシーサイド(牝3、栗東・浅見厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたトウショウドラフタ(牡3、美浦・萱野厩舎)は13着に敗れた。
揃ったスタートから、ナックビーナスがハナを切る。人気のトウショウドラフタ、ヴェルステルキング、アルバタックスは中団で並ぶような形で脚を溜める。アットザシーサイドは更にもう一列後ろのポジションでレースを進める。スローペースも影響してか、4コーナーを回り直線に向いてもナックビーナスの脚はなかなか衰えない。残り100mでアルバタックスが猛追するが、ナックビーナスを捕まえることはできず、そのまま半馬身差をつけて逃げ切った。
勝ったナックビーナスは勝ち上がりに5戦を要するも、その後は短距離路線で堅実な走りを見せ、5月の葵Sでオープン初勝利。夏のキーンランドCも古馬相手に5着と健闘していた。オパールSでは1番人気に推されるも6着に敗れていたが、マイペースを刻んで逃げ切り、オープン2勝目を挙げた。今後は重賞タイトル奪取に期待したい。
馬主は小松欣也氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+美の女神」。
1着 ナックビーナス(横山典騎手)
「これまでもいい競馬をしてきた馬。ハンデの52キロも最大限に生かせたね。最後まで立派な走りだった」
2着 アルバタックス(戸崎騎手)
「道中はいい感じに脚をためられました。抜け出してからも、すっと伸びましたよ。でも、勝ち切れなかった。最後の最後に気難しさを出しましたね」
3着 アットザシーサイド(石川騎手)
「本来は勝てる能力がある馬です。詰まってしまって。うまく乗れず、申し訳ないです」
4着 タガノブルグ(田辺騎手)
「口向きに難しさがありますからね。すっと流れに乗りたかったですよ。最後はいい脚を使っています」
5着 ボールライトニング(大野騎手)
「急かさずに乗ってほしいとの指示でした。しっかり折り合え、うまく外へ切り替えられましたよ。直線は長くいい脚を使えました」
6着 ゴールデンナンバー(村田騎手)
「完璧に乗れたと思う。そう差はないし、内容的には評価できるよ」
7着 ウインガニオン(津村騎手)
「オープンとなれば、前へ行く馬が速いですからね。抑えることも想定していました。こんな競馬でも崩れず、いい経験になりましたよ。これだけやれれば、マイルでも通用すると思います」
10着 ヴェルステルキング(柴田善騎手)
「ハミを加え、落ち着かなかったね。もう少し上手に走れれば」
16着 オデュッセウス(松岡騎手)
「ペースが上がらなかった。それにしても伸びなかったし、夏場のほうがいい感じを受けたよ」
- ナックビーナス
- (牝3、美浦・杉浦厩舎)
- 父:ダイワメジャー
- 母:レディトゥプリーズ
- 母父:More Than Ready
- 通算成績:12戦4勝
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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