【有馬記念】サウンズの成長感じるデムーロ「ジャパンCは今までで一番良かった」

サウンズオブアース

21日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

G1で2着3回とビッグタイトルまであと一歩のサウンズオブアース(牡5、栗東・藤岡健厩舎)。1週前には坂路で一杯に追われ、4F54秒台をマークした。今週はキリの中、助手が騎乗してCWで終い11秒9を計測し、年末の大一番を万全の状態で迎えることができそうだ。


追い切り後、レースで騎乗するM.デムーロ騎手の一問一答は以下の通り。

●過去最高のデキだったJCから更に上向いたこの中間

-:いよいよ有馬記念ですが、今のお気持ちを聞かせてください。

M.デムーロ騎手:最後のG1で、緊張していますけど参加できてとても嬉しいです。

-:前走のジャパンCは2着でしたが、レースを振り返っていただけますか。

デ:後ろから行きましたが、キタサンブラックがハナに行って、リラックスしているのが見えました。直線でムーア騎手(リアルスティール)が外に張ってきたので、僕の馬は少し大変でしたけど、良い脚を使って頑張ってくれました。

-:実際に跨って、この馬の成長は感じましたか。

デ:良くなってきましたね。成長していると思います。ジャパンCの時は今まで乗った中で一番良かったですね。

-:元々、気性面で難しさのある馬だと思いますが、乗りやすくなってきたのでしょうか?

デ:競馬に行ってからの方が乗りやすくて、僕が乗ると追い切りでは結構引っ掛かるんですよね(笑)。2歳の頃はまだまだ子どもでやんちゃな馬だったけど、そこまで悪さはしないです。今は競馬も理解して、真面目になってきたと思います。

サウンズオブアース

-:中山芝2500という舞台はどうでしょうか?

デ:去年の有馬記念を含め、何回かこのコースを使って勝ったことはないですけど、今回はそろそろ勝ちたいですね。

-:このコースを乗り切るポイントなどはあるのでしょうか。

デ:中山はトリッキーでかなり難しいコースなので、枠順もペースも大事だと思います。

-:枠順や展開面での希望などはありますか?

デ:キタサンブラックがジャパンCのようにハナに行けば、こっちは控えようと思いますし、枠順も大事ですけど、展開もわからないところが大きいので。

-:ライバルはどの馬だと思いますか?

デ:G1なのでみんなライバルですけど、やはりキタサンブラックは強い馬だと思います。あと、デニムアンドルビー、シュヴァルグランとゴールドアクターも怖いですね。

-:3歳で強い馬も参戦してきますが、どうでしょう。

デ:すごく良い馬ですし、良い仕上がりで来ると思いますが、まだ4歳以上と走っていないので実力差はわからないですね。

-:最後にファンの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

デ:いつも応援していただいて、ありがとうございます。今年最後のG1ですから、僕もサウンズオブアースと一緒に頑張ります。本当に勝ちたいです。今回も応援よろしくお願いします。

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