【チューリップ賞】リスグラシュー抜群の切れ「内容のあるレースを期待」

リスグラシュー

1日、チューリップ賞(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、阪神JF2着のリスグラシュー(牝3、栗東・矢作厩舎)は、坂井瑠星騎手(レースでは武豊騎手が騎乗予定)を背に坂路入り。最終追いは終い重点の攻めで、終始楽な手応えのまま4F53.4-38.8-25.0-12.2秒でフィニッシュ。目標は先とはいえ、始動戦に向け申し分ない仕上がりを見せている。

矢作芳人調教師も「先週に武豊ジョッキーを乗せて追い切ってあるし、今週は本当の馬なりでサッと。調整程度で十分でしょう。それでも1Fの切れはすごく良かった。走れる仕上げ。ここまでの調整に問題はありません」とキッパリ。「阪神JFでは悔しい思いをしたし、桜花賞、オークスに向けて内容のあるレースを期待したい」と打倒ソウルスターリングに闘志を燃やす。

前走、紅梅S2着のエントリーチケット(牝3、栗東・宮厩舎)は、助手を背に坂路で4F56.6-41.8-27.6-13.7秒。日曜日に坂路で54.4秒の時計を出しており、この日は軽めの調整に終始した。

「先週の水曜、日曜に速い時計を出していますからね。軽めの調整は予定通り。カイ食いも問題ないし、順調にここまできました。さすがにG1・1、2着馬は強い。ただ、このメンバーなら逃げる形になると思う。後ろで警戒しあってくれたら……。悪くても権利はとりたい」と渡井厩務員。先手必勝で桜花賞のエントリーチケットを目指す。