【大阪杯】豪華メンバーが揃った新設G1 その見どころは?

大阪杯

年度代表馬キタサンブラックが4つ目のG1獲りを狙う


4月2日(日)、阪神競馬場で行われる第61回 大阪杯(G1)(4歳上 国際 指定 定量 芝2000m)の特別登録馬15頭が発表された。

今年からG1に昇格した古馬王道路線の起点となる重要な一戦。昨年の年度代表馬キタサンブラック(牡5、栗東・清水久厩舎)が天皇賞(春)連覇を目指してここから始動する。昨年はクビ差2着に敗れたが、そこから天皇賞(春)、ジャパンCと2つのG1を勝ち、抜群の安定感で年度代表馬にまで上り詰めた。今年も武豊騎手との黄金コンビで日本の競馬をリードする。

年度代表馬と初対決となる昨年のダービー馬マカヒキ(牡4、栗東・友道厩舎)は京都記念で3着と敗れているが、実戦を一度使われているのは大きな強味。同世代のライバル・サトノダイヤモンドが阪神大賞典を快勝しただけに、これ以上後れをとるわけにはいかない。

京都記念でマカヒキを破って同レース連覇を達成したのがサトノクラウン(牡5、美浦・堀厩舎)。G1では物足りないレースが続いていたが、昨年暮れの香港ヴァーズでは、前年の覇者でキングジョージやBCターフを勝ったハイランドリールを破る大金星を挙げた。今の勢いなら国内G1初制覇も十分ある。

金鯱賞を連覇したヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼厩舎)も重賞5勝の実力馬。G1ではやや影の薄い存在だったが、有馬記念では後方からメンバー最速の上がりを叩き出して0.3秒差の4着。終いにかける競馬が板に付いてきた。鞍上は大一番に強い池添謙一騎手とくれば、非常に不気味な存在だ。

昨年の覇者アンビシャス(牡5、栗東・音無厩舎)の存在も、もちろん忘れてはならない。昨年は中山記念で2冠馬ドゥラメンテにクビ差まで迫り、このレースでキタサンブラックらG1ホース5頭を従えて1着。連覇達成で悲願のG1制覇となるか。

国内外で2000mのG1を好走しているステファノス(牡6、栗東・藤原英厩舎)、今年の日経新春杯を勝ち、昨年の神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドにクビ差まで迫ったミッキーロケット(牡4、栗東・音無厩舎)らの伏兵陣やデビューから1度もハナを譲ったことがないマルターズアポジー(牡5、美浦・堀井厩舎)の逃げも興味深いところだ。登録馬は以下のとおり。

  • 【優先出走馬】
  • ヤマカツエース 57 池添

  • 【収得賞金順】
  • キタサンブラック 57 武豊
  • マカヒキ 57 C.ルメール
  • サトノクラウン 57 M.デムーロ
  • ディサイファ 57 ○○
  • ステファノス 57 川田

  • マルターズアポジー 57 武士沢
  • ミッキーロケット 57 和田竜
  • アンビシャス 57 福永
  • ロードヴァンドール 57 太宰
  • サクラアンプルール 57 横山典

  • モンドインテロ 57 内田博
  • スズカデヴィアス 57 藤岡佑
  • アングライフェン 57 岩田

  • 【出走回避】
  • ディーマジェスティ 57 ○○

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
この記事をシェアする