【高松宮記念】レッツゴードンキ岩田「チャンスを生かして頑張りたい」

レッツゴードンキ

23日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、京都牝馬Sで桜花賞以来の勝利を挙げたレッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田智厩舎)は、助手を背に坂路での単走追い。終い軽く促されると鋭く反応して4F52.4-37.8-※-12.4秒をマークした。(※2Fは計測エラー)

先週、ジョッキー自身が跨がって坂路4F50.4秒の好時計をマーク。前走の勝利が起爆剤となったのか、この中間も気迫が漲り、G1ホースの貫禄が満ちあふれている。スプリント戦では不完全燃焼のレースが続くが、昨秋のスプリンターズSでは9着ながら上がり32.9秒のメンバー最速上がりを叩き出すなど、適性は高い。蘇った桜花賞馬が2つ目のタイトルを掴みに行く。


追い切り後、岩田康誠騎手の一問一答は以下の通り。

●充実期を迎えた桜花賞馬

-:1週前には追い切りに騎乗されたとのことですが、その時の感触、雰囲気を教えてもらえますか?

岩田康誠騎手:馬もしっかりして、のびのびと走っていました。

-:本番、G1に向けていい手応えを掴んで臨めるといった感じでしょうか?

岩:去年よりも気持ちも体も成長しましたし、ふっくらとしてくれて、充実しているなと思います。

-:前走を振り返っていただきたいのですが、レッツゴードンキにとっては桜花賞以来の勝利となりましたが、レースはどんなものでしたか?

岩:スタートが決まって、スッと流れに乗ったつもりだったのですが、3コーナーで接触し馬が怒って折り合いを欠いた面もあったのですが、それでも押し切ってくれたので、成長しているなと思います。

レッツゴードンキ

-:馬体の方も桜花賞の時から随分大きくなったのですが、改めて成長度というのはどういうところに感じるのでしょう?

岩:馬が落ち着いたという事だと思います。

-:そして、今回の本番なのですが、まだ1200という距離では勝ってはいないのですが、ジョッキーから見てスプリントの適性はどうご覧になりますか?

岩:去年は不完全燃焼のレースが続いていたので……。それでもそんなに負けていないですし、スムーズに競馬が出来ればチャンスはあるんじゃないかと思います。

●長いスランプを経て巡ってきたチャンス

-:本番でイメージする展開、理想的な展開というのはどんな感じになりそうですか?

岩:無理して前にこだわらなく、出たなりで直線に迎えれば伸びてくれると思います。

-:中京コースは昨年も経験していますが、この馬にとってはどうでしょうか?

岩:あまり関係ないと思います。左回りもいいと思いますし、あとはうまいこと捌ければなと思います。

-:枠の方の希望はどうですか?

岩:どこの枠でもいいですし、道中スムーズに行ってどこまで伸びるかが課題だと思います。

-:先週は中京は騎乗されていませんが、岩田ジョッキーから見た中京コースのポイントとなるところは?

岩:見た感じ、内も外もレースによって伸びますし、外差しも利いているなと思います。

-:メンバー構成を見て、今年は混戦だといわれていますが、その中でレッツゴードンキは?

岩:チャンスを生かして頑張りたいと思います。

-:岩田さんにとりましても、レッツゴードンキにとりましても、G1は2年前の桜花賞以来となって期待がかかりますが、最後に本番に向けて意気込みをお願いします。

岩:本当にチャンスだと思うので、何とかタイトルを獲れればなと思います。応援よろしくお願いします。