【高松宮記念】レッツゴードンキ梅田智師「ますますパワーアップしている」

レッツゴードンキ

23日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、レッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田智厩舎)を管理する梅田智之調教師の一問一答は以下の通り。

●ここまで文句なしの臨戦過程

-:いよいよ本番を迎えることになりますが、1週前は合格点といった追い切り。今日の最終追い切りの評価というのはどうでしょう?

梅田智之調教師:1週前は理想の追い切りをしてもらって、今日は反応を確かめる程度ですけども、思った通りの感じで調整が出来ています。

-:G1に向けての臨戦態勢は十分と考えてよろしいですか?

梅:ここに来て馬がますますパワーアップしている感じに見えるので、あとはそれを競馬にどう繋げていくか。ここまで順調に来ています。

-:パワーアップという点では馬体重にも現れていると思いますが、その部分が競馬にどのように影響しているのでしょう?

梅:元々、血統的にも奥手の血統だし、気性は新馬の時から前向きな気性だったので、いずれはこういうスプリンターになるだろうな思って馬を造ってきたのですが、ここに来て体が追い付いてきた感じで、スプリンターらしくバランスが取れてきた感じです。

-:まだスプリントで勝ちこそないのですが、今回1F短縮になります。これはプラスに影響すると?

梅:前走の1400で狭くなったところがあったのですが、その瞬間からバチッとスイッチが入って行きたがる素振りを見せたので、千六なら千二の方が今なら走りやすいかと思います。

-:前走ではそういったあたりをうまく岩田ジョッキーが騎乗しましたけども、今回も岩田ジョッキーで期待するところはどうですか?

梅:岩田ジョッキーも去年は重賞を勝てず、本人もスランプと言っていましたが、先週も(重賞を)勝って、ここに来てジョッキーも波に乗ってきていると思うので。こういう勢いは勝負の世界で大事なので、その勢いに乗れたらと思いますね。

●久々の勝利を機にもう一つタイトルを

-:馬場状態もちょっと荒れてきているかなというのを耳にするのですが、理想のレース展開はどのようにイメージされていますか?

梅:展開とか馬場状態は気にしないので、スプリントでは今まで走っていて詰まったり、出遅れたり、挟まれたりといろいろあるので、とにかくスムーズに力を出し切れるレースをしてくれれば文句はないですね。

-:枠の希望なんかも、それでは……、あまりということですか?

梅:自分の好きな数字はありますが、この馬に関しては別にどこでもいいかなと思っていますので。

-:ちなみに先生の好きな数字を教えてもらえますか(笑)。

梅:1番ですね。何でも1番が好きですね(笑)。

レッツゴードンキ

-:桜花賞以来というG1獲りになりますし、先生にとっても思い入れはあろうかと思いますが、この馬の存在というのはどうですか?

梅:ウチの厩舎の看板馬だし、厩舎の名前をメジャーにしてくれたので、本当に馬に感謝していますけども、桜花賞のあとスランプが続いて……。前走の勝ちはいろんな意味で嬉しかったですし、G1馬として恥ずかしくないレースをしてくれると思うので、そこに期待しています。

-:メンバー構成を見て、今回の高松宮記念は?

梅:去年勝っている馬もリタイアしていますし、前評判からいったらどの馬にもチャンスがあると思っていますので、スムーズな競馬をしてくれたら、チャンスはあるんじゃないかと思っています。

-:当日も恐らくファンの高い評価を受けるかと思いますが、本番に向けて最後に意気込みを聞かせて下さい。

梅:前走、久しぶりに勝って、善戦していた馬が1つ勝つことによってポンポンと行く時があるし、それに期待して、桜花賞馬の名に恥じないような結果が出るように競馬に臨もうと思います。