スカーレット一族!ヨハネスブルグ産駒プレトリアが差し切り勝ち!…東京新馬

プレトリア

6月10日(土)、3回東京3日目5Rで2歳新馬(芝1400m)が行なわれ、吉田隼人騎手騎乗の4番人気・プレトリア(牡2、美浦・中川厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:23.6(良)。

2着には半馬身差で1番人気・レピアーウィット(牡2、美浦・堀厩舎)、3着にはアタマ差で2番人気・マイネルキャドー(牡2、美浦・矢野英厩舎)が続いて入線した。

内枠を活かしてミヤビチーターがハナを奪う展開。有力どころではファストアプローチが3番手を追走。マイネルキャドーは先行集団を見ながら、断トツの支持を集めたレピアーウィットは中団の外目、プレトリアはバラけた後方集団という隊列。
直線を向いたところでは馬群は一気に固まり、横並びの形。外を回ったレピアーウィットとプレトリアが着実に脚を伸ばし、内ではマイネルキャドーが前を捌きながら鋭く進出。最後は脚色が勝った外のプレトリアが先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったプレトリアは、祖母にダイワルージュ、曾祖母にスカーレットブーケがおり、近親にダイワメジャー、ダイワスカーレット、ダイワファルコンといった名前が並ぶスカーレット一族の血脈を受け継いでいる。

馬主は多田賢司氏、生産者は浦河町の大北牧場。馬名の意味由来は「南アフリカ共和国にあった旧市名。父名から連想」。

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【レース後コメント】

1着 プレトリア(吉田隼騎手)
「気持ちに余裕が無さそうな馬なので、ソフトに仕上げてきました。ゲートも出たなりでと思っていましたが、出なかったので後ろからになりました。1番人気の馬に3コーナー辺りから押し出されるような形になってキツかったですが、よく頑張ってくれました。レース前にエネルギーを使ってしまいそうなところがありますし、1回使った後も落ち着きを保てていれば良いと思います」

2着 レピアーウィット(M.デムーロ騎手)
「とても頑張ってくれました。馬場の内側は良くないと思っていたので、あえて外を回るような形で運びました。気性も前向きで素質がありますし、とても良い馬です」

3着 マイネルキャドー(柴田大騎手)
「よく頑張ってくれました。本当は好位で流れに乗りたかったですけど、スタートが出なかった分あの位置からになりました。それでも道中はガマンがきいていましたし、初戦としては悪くない内容でした」

4着 ファストアプローチ(戸崎圭騎手)
「二の脚がつきましたし前向きさもあるので、もう少し前で競馬をしても良かったかと思います。直線もスムーズではありませんでした」

5着 キミワテンマ (柴山騎手)
「ペースが遅くて折り合いを欠いてしまいましたし、直線も前が狭くなって切り返す形になりながらも5着にきたように力がありますね。もう少し落ち着いて走れるようになれば更に良いですね。真面目な馬です」

  • プレトリア
  • (牡2、美浦・中川厩舎)
  • 父:ヨハネスブルグ
  • 母:ダイワエタニティー
  • 母父:ジャングルポケット

プレトリア
プレトリア

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