稽古はウソをつかない マイネルオスカルが抜けだす!

マイネルオスカル

17年7/8(土)3回中京3日目6R 2歳新馬(ダ1600m)

  • マイネルオスカル
  • (牡2、栗東・中村厩舎)
  • 父:エスポワールシチー
  • 母:バラベルサイユ
  • 母父:アグネスデジタル

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

スマートファルコンの子供やエスポワールシチーの子供など、一代を築いた馬がまたダート戦に集結した。稽古時計が秀逸な馬ばかりで、ダート戦ながら好メンバーとなった。人気馬が前を形成していく流れとなり、上位3頭で決まるかのところにドンフォルティスが追い込んで来たが、結果は4番人気までの馬で決まった。
勝ったのは、コース追いで好タイムを出していたマイネルオスカル。追われてもしっかりとした伸びで、2歳馬と思えない落ち着きぶりでもあった。

外国産馬のアサクサゲンキが、最内枠からすっと先手を取って逃げるが、すぐさまスマートファルコンの牝馬レディバードが並びかげんで行く。その後ろをマイネルオスカルもつかず離れずで追走していった。前半3Fが35.2とまずまずの流れ。外枠のプラチナバローズにメモリーコウも、そのすぐ後ろに位置する。前の3頭に後ろをピンク帽の2頭が追走する流れ。そのまま前3頭が後ろを離し気味で直線に入ってくる。先頭だったアサクサゲンキの脚色がやや落ち始めレディバードが前に出るが、すかさずマイネルオスカルが外か脚を伸ばしてくる。幸Jの左ステッキが唸るが、なかなか抜かせないレディバード。
ステッキを右に持ち替えて追う幸に呼応して、ジワジワと並んだところから前に出ていったマイネルオスカル。最後は少し内へもたれたかで、また幸Jが左ステッキで追ってのゴールだった。内でアサクサゲンキが粘ろうかとしているとこへ、後方から脚を伸ばして来たドンフォルティスが伸びて交わしての3着。それでも前の2頭からは3馬身半もあった。

1200通過が1.12.2。最後の1Fが13.6と、さすがにかかった。それでも前の馬で決まる。これが今の中京ダートの傾向かと思えるもの。
勝ったマイネルオスカルは、1週前のCWで78.8と2歳馬には出色のタイムを出していた馬。稽古だけ走ればであろうと思えるもの。
アサクサゲンキの坂路、51秒台。レディバードの1週前のCWの上がりの秀逸さ、ドンフォルティスも同じくCWで古馬を問題にしない動きなど、ライバル達もいきなり結果を出せるだろうの稽古の良さであった。
これからは芝でどうなのかであろうか。まずは土日の新馬戦3鞍で価値ある1戦だったのは、ダートのこの戦い。上位馬の次走以降も注目であろう…。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。