【WASJ】世界戦に挑む14騎手が集結!モレイラ「乗りに来ただけの騎手はいない」

2017ワールドオールスタージョッキーズに出場する14人

8月26日(土)27日(日)に札幌競馬場で行われる2017ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)に出場する14人が、札幌市内のホテルで行われたウェルカムセレモニーに出席し、意気込みを語った。

●A.クラストゥス騎手
(ダンスファンタジアのフェアリーSで重賞初制覇を飾った2011年以来の来日)
「ここに帰ってくることができたのは天からの授かりものように思っています。この国が、この国のみなさんが大好きです。帰ってこられて本当に嬉しく思っています」

●E.ダシルヴァ騎手
(カナダで2年連続リーディング。日本での騎乗は2014年ジャパンカップ以来でWASJは初出場)
「ここに呼んでいただいて、大変うれしく思っています。自分の最高の仕事ができる、最高の準備ができていると思っています」

●K.マリヨン騎手
(今年3月にG1制覇。世界のトップジョッキーとの戦いに挑む女性騎手)
「このような機会を与えてくれた日本中央競馬会の皆様に心から感謝を申し上げます。本当に美しい国で、人々がみんな親切で、今週末を本当に楽しみに乗りたいと思います。(藤田菜七子騎手にアドバイスは?)2月にマカオで藤田さんと一緒に乗ることができて、その時からコンタクトを取っています。その後ずいぶんたくさん勝っていると聞いていますし、彼女なら大丈夫ですよ。きっとうまくやれると思います」

●K.マカヴォイ騎手
(2016-17シーズンはメルボルンCを含めてG1を9勝と大活躍。初めての来日)
「日本の馬に関しては血統、調教のレベルについても素晴らしいところまで来ています。日本の馬が世界中でたくさんの大きなレースに勝っています。本当にレベルの高い国で開催されるこのような機会を与えていただいて大変うれしく思っています。これだけの顔ぶれと一緒に騎乗するのを、とても楽しみにしています」

●J.モレイラ騎手
(第1回大会のチャンピオンで3度目の出場)
「この場に乗りに来るだけの目的で来ているジョッキーは一人もいないと思います。私も含めて全員が勝つつもりで来ていると思います。勝ちたいと思っていますが、みなさん尊敬する顔ぶればかり。戦えることを楽しみにしていますし、勝ちたいです」

●T.クウィリー騎手
(日本での騎乗は2012年以来。5年ぶりの来日)
「5年前のことは今でも非常によく覚えていて、日本の馬の強さ、みんなが競馬を楽しんでいるところ、いろんなことに大変強い印象を受けました。帰ってこられたことは嬉しく思っています。そしてこれだけの顔ぶれと一緒に戦うことができるので、とても楽しみにしています

●中野省吾騎手
(SJTでは4戦3勝、過去最高獲得ポイントをマークして地方競馬代表として参戦)
「この14人の中で一番経験値は少ないと思いますし、もちろんチャレンジャーのつもりで来ましたけど、これだけメディアの方々に取り上げてもらいました。今ではチャレンジャーではなく、みなさんと一緒の立ち位置で戦えるんだなという思いでいっぱいです。もちろん表彰台の真ん中を目指していきますので、僕の騎乗を見ていてください」

●戸崎圭太騎手
(8月12日にイギリスで行われたシャーガーカップでは世界選抜の一員として参加。今回はチームメートだったマカヴォイ騎手をはじめ、ホームで世界を迎える立場に)
「マカヴォイ騎手には親切にしていただいて、気持ちよく競馬に乗ることができましたが、成績は振るいませんでした。今回はホームということでしっかり騎乗して、結果を出していきたいと思っています」

●内田博幸騎手
(WASJは2年連続の出場。今年は、かつて拠点にしていた南関東から勢いのある中野省吾騎手が参戦)
「最高得点で若者が来て、自分もかなり年齢が来ていると思ったんですけど、若さにはないベテランの味を出して頑張らさせていただきます」

●田辺裕信騎手
(今年は怪我によるブランクがありながら勝利度数・関東3位での選出)
「1ヶ月半近く休んでいた中で、順位もどんどん抜かされていくと、ここに出る資格もなくなってしまいますし、ここでやっぱり乗りたいなというのは頭の中にはありました。ここで一緒にレースに乗れるというのはうれしく思っています。先週から競馬に乗っていますので、なんとか100%の状態で挑みたいと思います」

●C.ルメール騎手
(2年連続出場。今回はダービージョッキーとして臨む)
「今年は日本ダービーを取ることができました。たくさん上位のジョッキーがいますが、もちろん私もたくさん頑張りたいです」

●M.デムーロ騎手
(昨年は総合優勝。連覇がかかる)
「去年の優勝は本当にうれしかったですし、素晴らしいことですね。今年もチャンスはあるので一番うれしい。今年も頑張ります」

●武豊騎手
(WASJは3年連続出場。今年は前人未到のJRA通算3900勝も達成)
「今年も選出していただき、本当にうれしく思っています。2年連続総合2位だったので、今年こそはという気持ちが強いです。優勝目指して頑張りたいと思います」

●福永祐一騎手
(今年はJRA通算2000勝の偉業を達成。国際騎手招待では2014年に香港のインターナショナルジョッキーズシリーズで優勝)
「香港のときはモレイラ騎手を抑えて優勝することができたんですけど、国内ではなかなか結果を出せていません。初対戦のジョッキーもたくさんいるので楽しみにしていますが、楽しむだけじゃなくて結果も求めて、いい騎乗をお見せできればと思います」

笑顔を見せるモレイラ騎手

笑顔を見せるモレイラ騎手

武豊騎手と握手を交わすマリオン騎手

武豊騎手(右)と握手を交わすマリオン騎手

意気込みを語る戸崎圭太騎手

意気込みを語る戸崎圭太騎手(中央)。左は内田博幸騎手、右は中野省吾騎手