【京成杯AH】グランシルク10カ月ぶり勝利へ「中山は得意なコース」

グランシルク

ウッドコースで追い切られたグランシルク

6日、京成杯オータムハンデ(G3)の追い切りが美浦トレセンにて行われた。

前走、中京記念2着のグランシルク(牡5、美浦・戸田厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.2-51.4-37.6-12.5秒をマークした。

戸田博文調教師は「前走は初めてのコースでしたし、若干馬場が渋って内々が有利な馬場の中であそこまで頑張れたのは、馬が力を付けているということだと思います。先週の追い切りでジョッキーが乗って感触を掴んでもらいましたし、今週は単走の割りに時計も速く伸び伸び走れていました。気候も涼しくなっていますし、元気な状態でレースに臨めると思います」と話した。

2017年は5戦して1度も4着以下がないものの、勝ち星は昨年11月の奥多摩S(1600万下)から遠ざかっている。戸田調教師は「以前に比べて全体的に落ち着いてきていることで、ゲートも折り合いも心配ないかと思います。勝ち運がありませんが、折り合いも心配が無くなって終いもしっかり動けるようになっていますし、中山は得意なコースなので頑張ってもらいたいです。中間は雨が降っていますけど、週末の天気は良さそうですし開幕週なのでそれほど馬場は悪化しないと思います。現状のイメージではこの後はスワンステークスを使って、その結果次第でマイルチャンピオンシップに向かうことが出来ればと思います」と期待を込めた。

前走、中京記念16着のマイネルアウラート(牡6、美浦・高橋裕厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.5-55.3-39.9-12.6秒をマークした。

高橋裕調教師は「先週の1週前追い切りである程度やっていますし、今週は単走でサラッとやりました。前走は直線に向くまでは良い感じでしたが、馬場の影響なのか暑さの影響なのか、敗因はハッキリとは分かりません。ただジョッキーは分かっていると思いますし、今回は2、3番手辺りから抜け出すような形の競馬になるのではないかと思っています。馬は元気ですし、改めての気持ちです」と巻き返しに意欲を見せた。