得意の直千競馬で決めた!藤田菜七子騎手がJRA女性騎手最多の年間12勝目

10月21日(土)、3回新潟3日目11Rでベルモントラハイナ(牝6、美浦・和田道厩舎)に騎乗して1着となった藤田菜七子騎手(美浦・根本厩舎)が、JRA所属の女性騎手としては年間最多となる12勝目をマークした。これまでの最多記録は1997年牧原(現姓・増沢)由貴子騎手の11勝だった。

藤田菜七子騎手は2016年にデビュー。同年3月5日の初騎乗で2着に入り、4月10日の福島9Rで初勝利を挙げた。5月15日の特別戦初勝利は今回と同じ新潟直線1000m戦だった。1年目の6勝から、すでに勝ち星は倍増。今後の活躍が期待される。

【藤田菜七子騎手のコメント】
「とてもうれしいです。私自身はそんなに意識していなかったんですけど、周りに『最多勝目指して頑張ってね』と言ってくださる方がたくさんいて、頑張らないといけないなと思っていました。(ゴール前は)とてもいい脚を使ってくれていたので、最後なんとか届いてくれという思いでした。危なかったですけど、勝てて良かったです。

たくさんの馬に乗せていただいて、たくさんの人に感謝しないといけないと思いますし、もっともっと技術を上げて頑張っていこうと思います。同期のほうがたくさん数も勝っていますし、まだまだもっと勝てるレースもたくさんあったと思うので、同期にも後輩にも負けたくないですし、もっと勝っていかないといけないと思います。今年まだ残りあるので、もっと勝ち星を積み重ねていきたいです。まずは女性騎手の道を作ってくれた先輩の女性騎手の方に感謝したいと思いますし、たくさん足を運んでくれるファンの方にも感謝したいと思います」