【天皇賞(秋)】力強く先着ヤマカツエース「去年とは状態が違う

ヤマカツエースは力強い脚捌きを見せた

ヤマカツエースは力強い脚捌きを見せた

25日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、札幌記念3着のヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼厩舎)は、池添謙一騎手が騎乗してCWコースで2歳未勝利のアリイタヤスを0.2秒追走。終いはきっちりと1馬身先着して、6F86.3-69.9-54.0-38.8-12.4秒でフィニッシュ。前後にいた馬と6頭ほどが入り乱れる形となったが、力強い脚捌きはひと際目を引いた。

「2週前に長めから追ったことで段々と調子が上がってきたね。今週も併せ馬でしまいをサッと延ばした。これで気合が乗れば、いい感じに仕上がるよ。去年は夏に競馬をしたことで疲れが残っていた。今年はそれを踏まえてやってきたし、去年とは状態が違う。左回りの2000mという条件は合ってるしね」と池添兼雄調教師のトーンも高い。

前走、京都大賞典4着のミッキーロケット(牡4、栗東・音無厩舎)は、和田竜二騎手を背に古馬オープンのアクションスターと併せ馬。0.1秒先行したパートナーをアッサリ捕らえると、馬なりのまま、最後は5馬身近い差を付けてゴール。タイムは4F53.2-38.2-25.2-12.8秒をマークした。

和田竜二騎手は「馬場が悪くてノメってたね。その中でもしっかり動けていたし、もたれる面もこの馬としては許容範囲。この前に比べたらマシだったよ。前走の競馬内容からも距離が短くなるのはいいと思う。左回りも使ってみたかったし、2000m前後で切れる脚が使えるんじゃないかと思います」と一発を目論んでいる。

馬なりで大きく先着したミッキーロケット

馬なりで大きく先着したミッキーロケット