【武蔵野S】インカンテーション押し切りで重賞6勝目!三浦皇成は復帰後重賞初V

インカンテーション

11月11日(土)、5回東京3日目11Rで第22回武蔵野S(G3)(ダ1600m)が行なわれ、三浦皇成騎手騎乗の6番人気・インカンテーション(牡7、栗東・羽月厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:35.5(良)。

2着には半馬身差で8番人気・サンライズソア(牡3、栗東・河内厩舎)、3着には1馬身3/4差で15番人気・アキトクレッセント(牡5、栗東・清水久厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたサンライズノヴァ(牡3、栗東・音無厩舎)は12着に敗れた。

ベストウォーリアとサンライズソアが並んで逃げる形で、コーナー手前でベストウォーリアが単独先頭に。インカンテーションがこれらを見ながら運び、ゴールデンバローズ、チャーリーブレイヴ、メイショウウタゲ、ラストダンサー、ロワジャルダン、アキトクレッセントが先行集団を形成。中団にはブラゾンドゥリス、サンライズノヴァ、ピオネロ、クインズサターン、モーニン、カフジテイク、最後方にノンコノユメと続く。コーナーではブラゾンドゥリスやモーニンが外目からじわじわと進出。
直線ではインカンテーションが楽な手応えのまま先頭に並びかけ、その直後の内にサンライズソア、外にアキトクレッセントが並んで猛追。各馬が逃げるベストウォーリアを交わし、後ろからもノンコノユメは届かず入線。

勝ったインカンテーションは13年レパードS(G3)で重賞初勝利、今回で重賞6勝目。この間には2度の骨折による長期離脱もあり、3走前のマーチS(G3)で復活を告げる勝利を挙げると、その後はかしわ記念(Jpn1)2着、白山大賞典(Jpn3)の勝利、そして今回と崩れることなく結果を残してきた。手綱を執った三浦皇成騎手も落馬による1年もの長期離脱を経て今夏に復帰を遂げ、復帰後初の重賞勝利を挙げた。苦難を乗り越えた人馬の勝利となった。
馬主は有限会社ターフ・スポート、生産者は浦河町の谷川牧場。馬名の意味由来は「呪文、呪術。父名より連想」。

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1着 インカンテーション(三浦騎手)
「初めて乗せていただきましたが、返し馬のときから状態の良さが伝わってきたので、ゲートを上手く出られれば強気な競馬をしようと思っていました。ペースが落ち着きましたし、これなら4コーナー辺りから強気にいけると思いました。直線に入ってヨーイドンの競馬になりましたが、馬がよく踏ん張ってくれましたね。ここを使って更に良くなると思いますし、G1でも好走実績のある馬なので次も楽しみです。
自分としては、今年の夏に復帰してから良いときと悪いときがあって、こういう世界に戻ってきたんだなという実感がありましたが、そのなかで重賞を勝つことが出来てひと安心しました。ありがとうございました」

  • インカンテーション
  • (牡7、栗東・羽月厩舎)
  • 父:シニスターミニスター
  • 母:オリジナルスピン
  • 母父:Machiavellian
  • 通算成績:30戦11勝
  • 重賞勝利:
  • 17年武蔵野S(G3)
  • 17年白山大賞典(Jpn3)
  • 17年マーチS(G3)
  • 15年平安S(G3)
  • 14年みやこS(G3)
  • 13年レパードS(G3)

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