【朝日杯FS】力強く先着ダブルシャープ「追えば追うだけ伸びそうなイメージ」

力強い動きを見せたダブルシャープ

力強い動きを見せたダブルシャープ

6日、朝日杯FS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、サウジアラビアRC6着で中央への転厩初戦となるダブルシャープ(牡2、栗東・渡辺厩舎)は、渡辺薫彦調教師自らが手綱をとってCWコースで3頭併せの追い切り。大外を回り、最後は内で食い下がるパートナーをねじ伏せて6F82.3-67.1-51.6-37.7-12.4秒をマークした。

「転厩馬で比較はできませんが、動きは悪くない。追えば追うだけ伸びそうなイメージがあります。入厩当初はイレ込んでましたが、栗東の環境にも慣れてきたようで落ち着いてきました」と師は納得の表情。3走前のクローバー賞では人気の一角となりそうなタワーオブロンドンを破っている。その底力は何とも不気味だ。

前走、万両賞1着のヒシコスマー(牡2、栗東・清水久厩舎)は、レース直後ということで軽めの調整。

前走を振り返り、押田調教助手は「2走前はモタれて競馬にならなかったけど、ハミをかえたことで普通に走ってこれた。でも、展開が向いたにしても鮮やかな末脚でした。マイルも問題ないと思う。間隔が詰まってるので、無事にレースまで持って行きたい」と確かな手応えを掴んでいる。デビュー前にはキタサンブラックの併せ馬に指名されるなど厩舎期待の1頭。同じブラックタイド産駒でもあり、軽視は禁物だ。

万両賞を鮮やかに差し切ったヒシコスマー

万両賞を鮮やかに差し切ったヒシコスマー