【有馬記念】勢い十分スワーヴリチャード「思っている以上に馬が成長している」

スワーヴリチャード

20日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

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追い切り後、管理する庄野靖志調教師の一問一答は以下の通り。

●ひと夏越して心身ともにスケールアップ

-:いよいよ今週、有馬記念を迎えますが、今の気持ちを聞かせて下さい。

庄野靖志調教師:今、無事に追い切りを終えて、まずは競馬に向けて、本番に向けて、いい調教が出来たのでホッとしています。

-:その調教の指示を教えて下さい。

庄:いつも通りですが、前に目標を置いて、今日は馬場の外側が少し荒れているような感じでしたので、あまり外側を走らないように。お終いはミルコにお任せして、自分の手応えで判断していいよということでした。

-:動きを見ていかがでしたでしょうか?

庄:先週同様、十分な動きだったと思います。

-:満足の状態で有馬記念に臨めると。

庄:本番に向けていい状態で出せると思います。

-:前走のアルゼンチン共和国杯を振り返って下さい。

庄:ダービーから約半年ぶりの復帰戦ということで、どういう状態で出せるかというのは僕としても少し不安な部分はあったのですが、初めて古馬と戦って、あのような形でいい状態で勝って来れたのは良かったと思います。

-:ダービーから間隔は開きましたが、馬の成長はいかがでしたが?

庄:春当時に比べると筋肉量も増えた感じがしますし、キ甲も抜けて少し大人っぽく、骨格のフレームもしっかりしてきたかと思います。

-:先生の想像以上という印象ですか?

庄:僕が思っている以上に馬が成長していると思いますし、精神的にもオンとオフが はっきり付けられるようになって、大人の雰囲気が出て来ましたね。

●成長した今なら右回りも問題ナシ

-:アルゼンチン共和国杯で非常に強い勝ち方をされたあと、いろいろな選択肢があったと思いますが、有馬記念に行ったというローテーションにはどういった思いが?

庄:その辺はオーナーとよく相談しまして、3歳馬ですから、あまり詰めて使うよりはということで、少し間隔をもらってここ一本と決めました。

-:舞台が東京から中山の2500mに替わります。

庄:春当時は右回りより左回りといわれていましたし、実際に東京競馬場の方が走りやすいのかなと思いましたが、ひと夏越して馬も成長して、今でしたらどのコースでも十分に力を出せる状態だと思います。

スワーヴリチャード

-:アルゼンチン共和国杯はプラス10キロでの出走となりましたが、今回はどれくらいの馬体重になりそうですか?

庄:数字だけでいうと同じか、少し増えてもいいかと思っているのですが、筋肉量といいますか、肩周り、腰回り、お尻のあたりも随分大きくなりましたので、多少プラスで行けたらいいのかなと思います。

-:プラスであっても成長分と?

庄:そうですね。問題ないと思います。

-:相手はかなり強いメンバーが揃っています。どんな競馬を見せられるでしょうか?

庄:古馬のG1ですし、こと有馬記念ですからね。リチャードはまだ3歳馬ということで、ここは多くの先輩に胸を借りるつもりでいい競馬が出来ればいいなと思います。

-:先生にとってもG1初勝利がかかる舞台となります。

庄:僕はまだまだ先も何度か挑戦していけるかと思いますが、馬の一生で考えると、その馬、その馬、G1にチャレンジ出来るのはなかなか機会がないことですので、是非とも頑張ってもらいたいです。

-:最後にファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

庄:今回初めて古馬のG1競走に出させてもらいますが、春よりも随分成長して、皆さんにもいい状態で、いい競馬を見てもらえるように頑張っていますので、これからも応援よろしくお願いします。