【フェブラリーS】根岸Sで復活のノンコノユメ「(前走時より)追走する気迫が良かった」

ノンコノユメ

フェブラリーSに向けて追い切りを行うノンコノユメ

14日、フェブラリーステークス(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、根岸ステークスで去勢後初の勝利を挙げたノンコノユメ(セ6、美浦・加藤征厩舎)は、内田博幸騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F84.4-68.3-53.5-38.9-13.7秒をマークした。

【加藤征弘調教師のコメント】
「前走は馬場状態が軽かったので、レコードタイムに関してはさほど重要ではないと思います。流れも非常に向いて、あの馬の形になったことが勝因だと思います。去勢して全体的に大人しくなり過ぎたところがありましたが、その辺りがだいぶ戻ってきたのかなと思いました。

前走後も特に変わった様子もなく、引き続き良い状態を保っていると思います。馬場が硬かった影響でレース後はやや左前のソエを気にした素振りがありましたが、その週で収まりましたし、翌週からはしっかり坂路で時計を出し始めているので体調に関しては全く問題ないと思います。

前走の体調を維持するような形で先週、今週とやっています。前走の1400が今までより短かっただけで、1600は得意としていますし全く問題ないと思います。馬体重は2週後には454キロまで戻っていましたけど、そこから2キロは今のところ増えてはきていません。かかる馬ではありませんし最後はしっかり追わせる馬なので、内田騎手とは手が合っていると思います。

今週の追い切りについては、前走と同じような追い切りの内容で、単走で前の2頭を追いかけて馬の気分に合わせて臨機応変に対応してください、ということで内田騎手と話をしました。レースについては前回も乗っていますし、特に指示を出すこともないでしょう。前走はこの馬らしいところを見せてくれたので、今回もこの馬らしい脚をお見せ出来ればと思っています」

【内田博幸騎手のコメント】
「前走は外枠から良いスタートを切れましたが、前半はそれほど行くタイプではないので後ろから運んで、馬にストレスをかけずに4コーナーまで来られればと思っていました。直線ではあれだけの脚を使ってレコードタイムで勝ってくれましたし、乗っていた自分もビックリしたくらいでした。

レース前の調教で乗るときに、加藤先生から上手く調整できていて良い状態だと聞いていましたし、実際に乗って本当に良いなと感じました。復活に向けての体作りは出来ていたと思います。

前走からそれほどレース間隔があいていませんが、先生からは良い状態でここまできていると聞いていました。今週の追い切りにも乗りましたが、前走の前のときと同様に良い追い切りが出来ましたし、前走の前と比べて追走する気迫が良かったと思います。

今回は芝スタートでどの馬もその辺りがカギかと思いますし、スタートしてから3コーナーまでが長いのでリズム良く馬群についていけるかどうかもカギになると思っています。今回も末脚勝負になることは間違いありません。

あまり前半から出していって馬にストレスをかけるとスタミナを失うことに繋がりますし、その辺りが難しいところだと思います。ノンコノユメと共にG1に挑みますが、前走のような素晴らしい競馬が出来るように一生懸命乗ります」

●前走、根岸ステークスで10着だったノボバカラ(牡6、美浦・天間厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F51.6-38.2-13.2秒をマークした。

【天間昭一調教師のコメント】
「今週の追い切りもいつも通りの動きでしたし、この馬なりに状態は良いと思います。マイルは気持ち長いかという気もしますが、純粋なスプリンターよりは距離はもつかと思っています。ダートスタートより芝スタートの方がスピードに乗りやすいですし、スタートが普通なら前につけて競馬が出来ればと思っています」

ノボバカラ

フェブラリーSに向けて追い切りを行うノボバカラ