【中山牝馬S】逃げにこだわるカワキタエンカが重賞初勝利!浜田師も初V

カワキタエンカ

3月10日(土)、2回中山5日目11Rで第36回中山牝馬ステークス(G3)(芝1800m)が行なわれ、池添謙一騎手騎乗の6番人気・カワキタエンカ(牝4、栗東・浜田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.0(稍重)。

2着には半馬身差で2番人気・フロンテアクイーン(牝5、美浦・国枝厩舎)、3着には1馬身半差で9番人気・レイホーロマンス(牝5、栗東・橋田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマキシマムドパリ(牝6、栗東・松元茂厩舎)は12着に敗れた。

カワキタエンカが五分のスタートからダッシュ良くハナを奪い後続を一気に引き離す。少し離れてエンジェルフェイスが続き、フロンテアクイーン、ゲッカコウ、トーセンビクトリー、ブラックオニキスと先行集団を形成。その後ろにマキシマムドパリ、キンショーユキヒメ、オートクレールが並び、さらにその後ろにエテルナミノル、シャルール、ワンブレスアウェイ、最後方にレイホーロマンス、バンゴールが続いた。
直線を向いてもカワキタエンカの手応えは良く、外に持ち出したフロンテアクイーンが猛追、大外からレイホーロマンスがグングン詰め寄る。最後までカワキタエンカの脚色は衰えず入線。

勝ったカワキタエンカは、2勝目を挙げた17年君子蘭賞以降は逃げの競馬にこだわり、17年ローズS(G2)ではラビットランの2着と好走。秋華賞(G1)でも5着と渋太い面を見せていた。展開に左右される部分もあり、前走の洛陽Sでは10着と大敗したが、自分の走りを貫いて重賞初勝利を挙げた。管理する浜田多実雄調教師にとっても嬉しい重賞初勝利となった。
馬主は川島吉男氏、生産者は新ひだか町の木田牧場。馬名の意味由来は「冠名+演歌」。

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【池添謙一騎手のコメント】
「まだ少し道中で力むところがあります。今回は陣営がソフトに仕上げてくれて、それが活きました。まずは自分との戦いですね。メンタルが強くなってほしいです。まだこれからの馬ですし、楽しみです」

【浜田多実雄調教師のコメント】
「前走から色々と修正できましたし、何よりジョッキーがうまく乗ってくれました。調教を軽めにしたり工夫したのも良かったかもしれません。ポテンシャルは高い馬で、うまく運べば力を出してくれますね。ここで初めて重賞勝てるとは思いませんでした。これまで2着が9回あったので、2着馬が迫ってきた時はまた2着だと思いました(笑)」

  • カワキタエンカ
  • (牝4、栗東・浜田厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:カワキタラブポップ
  • 母父:クロフネ
  • 通算成績:10戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 18年中山牝馬S(G3)

カワキタエンカ
カワキタエンカ

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