【さきたま杯】激しい叩き合いを制してサクセスエナジーが重賞2連勝!

サクセスエナジー

5月30日(水)、浦和競馬場11Rで行われた交流重賞・第22回さきたま杯(Jpn2)(4歳上 定量 1着賞金3100万円 ダート1400m)は、松山弘平騎手騎乗の1番人気・サクセスエナジー(牡4、栗東・北出厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:26.2(良)。

2着にハナ差で5番人気・キタサンミカヅキ(牡8、船橋・佐藤賢厩舎)、3着には4馬身差で9番人気・アンサンブルライフ(牡5、浦和・小久智厩舎)が続いて入線した。

勝ったサクセスエナジーは近親にサクセスブロッケン、サクセスビューティがいる血統。重賞初挑戦だった前走のかきつばた記念で見事に重賞ウイナーに輝くと、ここも最後の我慢比べを制して重賞2連勝。短距離界に頼もしい新星が現れた。

馬主は高嶋哲氏、生産者は新冠町のタニグチ牧場。馬名の意味由来は「冠名+エネルギー」。

1着 サクセスエナジー(松山騎手)
「最後は接戦でしたが、馬が凌いでくれました。2~3番手で競馬をしたいと考えていましたが、他の馬に速い馬もいましたし、内枠だったのでこういう形は予測していました。3コーナー過ぎに外へ出してから、しっかり反応してくれましたね。

最後は接戦だったので半信半疑、(勝ったのは)どっちかなという思い。何とか勝ってくれ、という感じでした。これからの馬ですし、重賞を連勝して充実してきています。今後も強い競馬をみせてくれると思うので、競馬場でその走りを見に来てください」

(北出調教師)
「最後は差されたと思いましたね(笑)。もともとフワフワ走る馬で、チークピーシーズをつけて成績が安定してきました。それでも、まだフワフワ走るところがあって、それが最後の一伸びに繋がっていると思います。

叩き良化型でなにわSのあたりはよく勝ってくれたと思いますが、コーラルSでは馬込みがダメだと分かったので、行ききってしまうか、外に出してほしいと伝えていました。現に今日も外に出してからの伸びがよかったですね。

馬体重は昨日、栗東で運動中の姿をみたときはやや余裕も感じましたし、540kgほどありました。それが輸送もあって、528kgに落ち着きましたが、530前後が現状のベストでしょうね。6月で賞金も半減したので、賞金面からも今回は落としたくなかったですね。次走はゆっくり考えながら、決めたいと思いますが、叩き良化タイプでもありますのでプロキオンステークスも選択肢に入れています」

2着 キタサンミカヅキ(繁田健騎手)
「流れはよかったですね。勝ったと思いました。悪い競馬ではなかったと思いますが、コーナーで優しく回った分、勝ち馬には有利になってしまいましたね。そこをもっと厳しくいけばよかったです。でも、スローだったらダメですが、こういう位置にこだわらないリズムを重視した競馬はあっていますね」

3着 アンサンブルライフ(的場文騎手)
「本気で走ればこれくらいやれる馬ですよ。最後もいい脚でした」

4着 グレイスフルリープ(武豊騎手)
「前が飛ばしていったので、逃げる競馬から切り替えました。ただ、もう少しユッタリとしたペースで入るほうが理想ですからね。行きっぷりのよさはあるので、今なら1200のほうがいいかもしれません」

7着 ノブワイルド(左海誠騎手)
「ポジションをとるのに脚を使わされましたし、出していく分、(ハミを)噛んでしまいますからね。強い相手とやったことがいい経験になってくれれば」

9着 ベストウォーリア(戸崎騎手)
「前半はついていけたのですが、ペースも速かったですし、自分から動いていく意識がなかったですね」

  • サクセスエナジー
  • (牡4、栗東・北出厩舎)
  • 父:キンシャサノキセキ
  • 母:サクセスアイニー
  • 母父:ジャングルポケット
  • 通算成績:11戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 18年さきたま杯(Jpn2)
  • 18年かきつばた記念(Jpn3)

サクセスエナジー

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