【ジャパンC】サトノダイヤモンド池江寿師「気持ちの方もだいぶ戻ってきている」

サトノダイヤモンド

ジャパンCに向けて調整されるサトノダイヤモンド

21日、ジャパンC(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、京都大賞典1着のサトノダイヤモンド(牡5、栗東・池江寿厩舎)は、助手を背にCWコースで追われ、4F53.2-37.8-11.4秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での池江泰寿調教師のコメントは以下のとおり。

【池江泰寿調教師のコメント】
「(久々の勝利となった京都大賞典を振り返って)状態もだいぶいい頃に戻りつつありましたし、川田くんが調教で付きっ切りでいろんな課題を指摘してくれて、スタッフとともにその辺を1つずつ修正していって、レースもダイヤモンドの持ち味を生かしてくれるレースをしてくれて、久々に勝ててホッとしました。

(春と比べて変わった点は)決して悪くはなかったのですが、活気がないというか、途中でレースを止めてしまう面がありましたのでね。見た目にはそんなに変わらないですけどね。(前走後の調整は)いったんノーザンファームしがらきでリフレッシュして、久々を使っていろんな所に筋肉痛などが出たのですが、それを立て直してもらって、いい状態で帰ってきました。

(1週前追い切りはJ.モレイラ騎手が騎乗)動き自体は良かったですね。若い頃のピークの時と比べると素晴らしい動きというのは見られなかったですが、年を重ねてズブさも出てきたかなと思います。(J.モレイラ騎手とは)しっかりコンタクトをとってくれて、状態はいいと言っていましたし、非常にバランスがいいと言ってくれました。

(それを受けての最終追い切りは)3週連続で長めから追っていますので、今週はもう短めの4Fだけの馬なりの調整にしましたが、キビキビとした動きで、久々に併せ馬でスッと反応して先着してくれたので、気持ちの方もだいぶ戻ってきているのではないかと思います。人間のスポーツ選手でもそうですが、若い頃のピークに戻すのはなかなか難しいことですが、現状のダイヤモンドとしてのコンディションはいいと思います。

(東京芝2400mはダービー以来)距離はいいのですが、坂があまり得意ではないので…。平坦になってから再加速するのですが、どこまで坂でセーフティリードを保って最後平坦になった時にラストスパートをかけられるか。あとは周りとの距離感ですね。(J.モレイラ騎手への期待は)マジックマンなので、魔法をかけてほしいです。

(相手関係は)あまり相手のことは気にせず、ダイヤモンドらしい走りができるようにやっていくだけだと思います。(完全復活へ向けて意気込みを)長い間応援していただいてありがとうございます。皆さんに感謝しています。何とか若い頃のピークに戻せるよう、あと数日ですがしっかりケアをして競馬場に送り出したいと思います」

サトノダイヤモンド

サトノダイヤモンドを管理する池江泰寿調教師