【今週のコメント特注馬】気難しくも力あり!内枠替わりは大きなプラス!

<現場取材でつかんだ!コメント特注馬>

●3月30日(土)中山10R・千葉日報杯(芝1200m)
ショウナンマッシブ(牡5、美浦・田中剛厩舎)

前走の敗因は明確。16頭立ての12番枠からスタートし、道中掛かってしまった。騎乗した津村明秀騎手も「前走もそうでしたが、ハミを噛んでしまうところがありました」と折り合い面を敗因に挙げる。津村騎手の言う"前走"の知立特別はハミを噛みながら2着。これは16頭立ての4番枠スタートで前に壁が作れたことも大きい。

津村騎手は折り合い面を課題に挙げた後、「内で溜められれば終いの甘さも解消できそう」と語っていた。今回は10頭立ての4番枠。脚を溜めて運ぶにはちょうどいい枠順だ。オープンの葵Sでも3着に食い込むなど、実力は上のクラスでも通用する馬である。

●3月30日(土)中山8R・4歳上500万(ダート1200m)
ゴールドクロス(牡4、美浦・小西厩舎)

現級で2度2着があるように力上位の存在。ただ前走の中山ダート1800mの500万戦は中団を追走したものの、11着と久々に大崩れしてしまった。敗因について騎乗した田辺裕信騎手は「今日の感じからすれば、1800mという距離が長かったということなのでしょう」とサバサバと振り返っている。

確か1400mで(0.1.1.0)と結果を残している馬で、母のコンドルウイングも現役時代は短距離馬であった。軽快なスピードがあり、1800mよりは1200mのほうがいいタイプだろう。忙しい可能性はあるが、大外枠の分スムーズに運べるのはプラス。


◆先週の結果

★土曜中京6R・3歳未勝利 ショーヒデキラ 1着(3人気)
道中4番手でレースを進めると、直線ではしっかりとした脚取りで抜け出し、2着に1馬身半差をつける快勝。前走騎乗した武豊騎手が「口向きの関係から左回りのほうがいい」と語った通りの結果となった。

今回騎乗した横山武史騎手は「ペースが速かったのも折り合い面を考えるとよかった」としており、昇級してペースが上がれば逆に競馬しやすいかもしれない。

★土曜中京12R・熊野特別 コーカス 3着(7人気)
3ヶ月ぶりだった前走は向正面で動くことができずにもったいない競馬で5着に敗れてしまったが、今回は連闘で、鞍上の岩田望騎手も意識的にポジションを上げてレースに参加し、最後まで伸びて3着と巻き返しに成功した。

力はこのクラスで上位。切れ味負けの心配はあるものの、広いコースに向いており、春の東京開催に出走しても要マークだろう。