【桜花賞】ダノンファンタジー中内田師 芝コースで最終追いを行った理由とは!?

ダノンファンタジー

桜花賞へ向けて調整されるダノンファンタジー

3日、桜花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、チューリップ賞1着のダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田厩舎)は、川田将雅騎手を背に芝コースで追われ、5F62.4-47.6-34.5-11.7秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での中内田充正調教師のコメントは以下のとおり。

【中内田充正調教師のコメント】
「(2歳女王として迎える桜花賞)最終追い切りを終えたばかりで、無事に日曜日にゲートインできればと思っています。

(チューリップ賞を振り返って)ジュヴェナイルの時とはまた変わったレーススタイルで、我慢の利く内容で、かつ終いもしっかり脚を使えていたので、前哨戦としては十分な内容だったと思っています。

(成長を感じた部分は)冬毛がまだ目立っていて、外見的な変化はそこまでかなと思っていましたが、走りの力強さは感じられました。

(阪神JFは後方からの競馬)事前にジョッキーと話して、ペースが速くなるだろうと思っていましたし、ダノンファンタジーのレースをと思っていましたので、折り合いの付くところ、リラックスができるところということで、あの位置になったのではと思います。

(チューリップ賞からここまでの調整過程は)順調に来て、健康でいい状態を保っていますので、このままいい状態をキープできれば。

(最終追い切りは芝コース)この時期にしては珍しく、雪がうっすらと積もっていて、その辺と時間帯を考慮して、この時間なら芝が一番いいと思って芝を選択して最終追い切りを行いました。

(先週と比べて動きは)先週は少しガスが溜まっていて、ストレス発散ぽい感じになったのですが、今週はジョッキーと再度コンタクトをとってもらい、我慢するところと徐々に伸ばしていくところを再確認できたと思います。

(ダノンファンタジーの良さは)調教では前進気勢旺盛で、コントロール面で少し難しいところを残していますが、競馬に行くと毎回上手に走ってくれているので、その辺がこの子の強味かなと思います。

(新馬戦以来となるグランアレグリアとの再戦)その辺はファンの方に盛り上がってもらえればと思いますし、こちらはいい状態で出せればと思っているので、みんなで楽しんでもらえる競馬を提供できればと思います。

(体の成長は)2歳の夏を上手に越してくれたので、その辺で成長したかなと感じます。

(桜花賞の印象、イメージは)みんなが知っている桜花賞ですし、みんなが目指しているところなので、大きなレースという位置付けです。他にも強い馬がたくさんいますので、それらと比べてこの子の走りをどれだけ見せられるかだと思います」

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ダノンファンタジーを管理する中内田充正調教師