重賞3勝のシャケトラが無念の予後不良 天皇賞・春の1週前追い切り中に故障発生

シャケトラ

重賞連勝中で、来週の天皇賞(春)でも有力候補の一角だったシャケトラ(牡6、栗東・角居厩舎)が17日(水)の朝、天皇賞の1週前追い切りで故障。種子骨などの骨折により安楽死処分がとられた。

故障によりデビューが遅れたものの、16年6月の3歳未勝利を完勝すると、翌年の天皇賞(春)まで6戦4勝。その後はなかなか好成績を上げることができず、骨折により1年以上の休養を余儀なくされていた。

今年のアメリカJCCで復帰すると、13ヶ月ぶりながら菊花賞馬フィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)を倒して復活の勝利。続き前走の阪神大賞典でも力の違いを見せて5馬身差の圧勝劇を披露するなど、本格化した矢先での出来事だった。

父マンハッタンカフェ譲りの漆黒で雄大な馬体、近親に欧州での活躍馬が多数いる血統背景から、第二の馬生まで期待されていた存在だけに、競馬界にとって大きな損失となるのは間違いないだろう。

  • シャケトラ
  • (牡6、栗東・角居厩舎)
  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:サマーハ
  • 母父:Singspiel
  • 通算成績:13戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 19年阪神大賞典(G2)
  • 19年AJCC(G2)
  • 17年日経賞(G2)

シャケトラ
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