【パトロールビデオ調査隊】ゴールまで全く追えなかった前走から巻き返し濃厚!…福島牝馬S

<前走で不利を受けた馬リスト>

●4月21日(日)福島11R・福島中央テレビ杯(芝1200m)
ビリーバー(牝4、美浦・石毛厩舎)

前走:3月30日(土)中山10R・千葉日報杯(芝1200m) 3着

前走の千葉日報杯は内目の3番枠スタートから好位に取り付き、直線ではあとは抜け出すだけ……というところだったのだが、逃げたカッパツハッチの後ろに入ったところで隣のショウナンマッシブと脚色が同じになってしまい、直線一度も追うことなく3着でゴールイン。よく3着になれたと思えるレース振りであった。

現級ではクリスマスC2着などがあるように、クラス卒業は間近。昨年このコースの白河特別で3着に入った際、クビ差2着だったのが先々週のオープン・春雷で3着だったカイザーメランジェ。そう考えれば、さすがにここでは力を示しておきたいところだろう。

●4月21日(日)東京8R・4歳上500万(ダート1600m)
カグラヤルージュ(牝4、美浦・奥平雅厩舎)

前走:4月6日(土)福島6R・4歳上500万(ダート1700m) 5着

前走は1着馬が逃げ切り、2着馬が4コーナー2番手と前残りの展開にも泣かされたのだが、それ以上に痛かったのが3コーナー、前から下がってきた馬に接触して躓き、落馬寸前の状態になる不利だろう。何とか立て直したものの、その後4コーナー出口まで進路も開かなかった。

今回の舞台は東京のダート1600m。現級でこの条件を2度走り6、4着と詰めきれていないものの、6着時は牡馬相手。負けた馬たちがその後500万を次々に突破しているように、相手が揃っていた。その中で3着と0.2秒差の6着はむしろ好内容。距離短縮で前進を期待したい。


◆先週の結果◆

★日曜中山9R・鹿野山特別 モクレレ 2着(5人気)
前走の館山特別では4コーナーで致命的な不利を受け、力を発揮できなかった本馬。ただ気性面に課題を残していたのも事実で、今回はチークピーシーズを着けるなど、馬具を工夫してレースに臨んだ。後方からレースを進めると、直線でしぶとく伸びて最後は2着を確保。ここ最近噛み合わないレースが続いていただけに、大きな心境を見せたと言っていい。

騎乗した戸崎圭太騎手は「チークを着けて集中してくれましたし、身体が絞れていたことも良かったです」と-6kgだったことも好走要因に挙げていた。次走も体重をキープし、再びチークを着けて集中できれば、好走は十分可能だろう。

★土曜福島11R・ラジオ福島賞 ブレイヴバローズ 4着(4人気)
前走は前が壁になって進路が開かず、追えなくなる不利があったものの、今回はスムーズに外に出す競馬。一瞬2着かと思われたが前を捉えきれず、後ろにいたゼットマックイーンにも交わされ、2着と0.1秒差の4着に終わってしまった。

3コーナー過ぎで内の馬に張られる場面があり、その点がなければせめて3着はあったかもしれない。改めて1150m以下に適性は示しており、今後も1150m以下の距離を使う場合は要マークだろう。


【パトロールビデオ調査隊・重賞の該当馬】
競馬ラボメルマガ限定で公開!
レース前日夜に配信します!

登録メールアドレスやメルマガ受信設定の確認は⇒