【パトロールビデオ調査隊】直線で接触してブレーキ 脚余した前走は度外視…京都新聞杯

<前走で不利を受けた馬リスト>

●5月4日(土)新潟6R・3歳未勝利(芝1800m)
エレヴァージュ(牡3、美浦・木村厩舎)

前走:3月17日(日)中山4R・3歳未勝利(ダート1800m) 10着

前走は三重苦と言ってもいいレースだった。スタート後、一周目ゴール板付近で外の馬が内に寄ってきた影響を受け、内ラチとの間に挟まれてしまい、位置取りを大きく下げてしまった。初ダートということもあり3コーナー過ぎで砂を被って頭を上げ、直線入口ではフラついた前の馬に詰まってしまってレースにならなかった。

レース後、管理する木村哲也調教師も「レース中に挟まれてしまいました。怖がりなところがあるので、余計に堪えました」と語っていただけに、今回、広い新潟コースの外目10番枠に入れたのは大きなプラスだろう。芝も初戦で大負けしておらず、ダービー馬フサイチコンコルドを筆頭に芝で走る馬も多いバレークイーン一族の出身。芝替わりで前進を期待したい。

●5月4日(土)京都12R・4歳上1000万(ダート1800m)
ダノンプレシャス(牡6、栗東・中内田厩舎)

前走:4月7日(日)福島11R・米沢特別(ダート1700m) 7着

8ヶ月ぶりだった前走の米沢特別は最内からのスタートだったものの、いつものように前目につけられず、中団から。押し上げていこうとしたものの、4コーナーで内から寄ってきた馬と外の馬に挟まれてしまい、更に位置取りを悪くしてしまった。逃げたクインズヌーサがそのまま押し切ったように、前残りの展開だったのもこの馬にとっては不運だろう。 今回は叩き2戦目。状態は着実に上がっているだろう。今開催の京都競馬場のダートは内が有利だけに、内枠を引けたのもプラス。1000万で好走歴のある馬たちと接戦を演じてきたこれまでの実績を考えれば、現級でも通用しておかしくはない。


◆先週の結果◆

土曜新潟6R・3歳未勝利 フローズンナイト 10着(4人気)
前走は向正面で内の馬の斜行した影響を受け、落馬寸前の不利を受けてしまった。今回は巻き返しに燃えたが、1コーナーで寄られる不利を受け、何とか先行したものの伸びきれず、差し馬有利の展開も相まっていいところなく10着に敗れてしまった。

「緩い馬場も影響したかもしれません」と鞍上の横山武史騎手が語ったように、週中からの悪天候の影響もあった可能性はある。いずれにしても牡牝混合の未勝利戦で3着があるように、力はある馬。巻き返しに期待したい。

月曜京都7R・4歳上500万 クリノクーニング 11着(3人気)
前走は先行馬の落馬の影響をモロに受けてしまい参考外の一戦。休養明けでもあった。今回は叩き2戦目、初のダートだったが、出遅れてしまい、4コーナーでも寄られる不利を受けて万事休す。11着に大敗してしまった。

ただ今回は出遅れに寄られる不利など、レースになっていない部分も多かった。叩き3戦目の次走は更に状態が上がると推測され、スムーズにさえレースを運ぶことができれば、今回のようなことはないのではないか。函館芝1800mの新馬戦でレコード勝ちした脚力は侮らないでおきたい。


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