【日本ダービー】ダノンキングリー、ランフォザローゼスら関東馬5頭の1週前追い切りコメント

ダノンキングリー

東の大将格ダノンキングリー

■日曜東京11レース・日本ダービー(G1)1週前情報

【5/15追い切り】

ダノンキングリー(牡3、美浦・萩原厩舎)・前走=皐月賞3着
助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F79.8-65.7-51.9-38.2-12.7秒をマーク。

【萩原清調教師のコメント】
「帰厩後も順調にきていますし、1週前追い切りの動きも良かったです。馬の様子に合わせて、ウッドやポリなどその日に追い切りの場所を決めています。前走の疲れは特に感じませんし、大丈夫だと思います。ここ数戦と比べて気性面も1戦ごとに良くなっていますし、レース間隔は詰まっていますが、それも特に影響はなく順調にきています。ジョッキーには、追い切り後のゲート練習で感触を確かめてもらいました。皐月賞は直線で良い脚を使って伸びてくれまいたし、良い競馬をしてくれました。

この馬の良さは、スピードがあるところだと思います。距離が更に延びることに対しても心配はしていませんし、東京替わりも問題ありません。速い馬場も特に気にしてはいません。ダービーに対して個人的に特に意識はしていませんが、オーナーはまだ勝っていないのでオーナーにダービーを勝ってもらいたい気持ちです。競馬に向けて馬自身のパフォーマンスを上げられるように調整していくだけなので、相手関係は特に気にしていません。皆さんの期待に応えられるような競馬をしてくれれば良いと思います。最終追い切りの内容は、乗り手を含めて馬の様子を見ながら判断していこうと思っています」

ランフォザローゼス

青葉賞2着のランフォザローゼス

ランフォザローゼス(牡3、美浦・藤沢和厩舎)・前走=青葉賞2着
福永祐一騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-53.1-39.7-13.8秒をマーク。

【福永祐一騎手のコメント】
「1週前追い切りに乗りましたが、これまで競馬を使ってきている馬ですし取り立てて強くやる必要はなさそうでした。馬が動ける範囲のなかで長めでやって、思ったより自分からピッチを上げていく感じではなかったので、最後は少しやっておきました。乗りやすくて操縦性の高い馬ですね。今の競馬では後方一気のような形は難しくなってきていますし、自在性は大きな武器になります。この馬の母や兄弟にも乗っていますし、ある程度血統の傾向は掴んでいます。この馬の母もそうでしたが、調教ではあまり動かない感じだったのに実戦で芝に入れたらトモの弾みがありました。こういうところは調教ではどうすることもできない持って生まれたものですし、この馬にもそういう良さがあるのではないかと期待しています。

まだ成長曲線の只中でダービーまで進むことができるのはさすがだと思いますし、青葉賞であのような競馬ができたのはポテンシャルの高さでしょう。皐月賞の上位馬は強いですしダービーでも大きく力関係は変わらないかもしれませんが、3歳のこの時期はグンと良くなる馬もいますし分かりませんよ。自分自身は、昨年ダービーを勝って気持ちが楽になりました。今年連覇のチャンスがあるのは自分だけですし、もちろん狙っています。G1は全部勝つつもりで乗りますが、現時点での馬のベストパフォーマンスを引き出して良い着順に持ってくることがジョッキーにできるベストだと思います」

ニシノデイジー

重賞2勝の実績馬ニシノデイジー

ニシノデイジー(牡3、美浦・高木登厩舎)・前走=皐月賞17着
助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.0-53.4-38.4-12.5秒をマーク。

【高木登調教師のコメント】
「前走は1コーナーに入るまでに折り合いがついたので行ったら、一気に動き出してしまう感じになってしまいました。ジョッキーも、あれなら内へ行っておけば良かったかもしれないと話していました。1週前追い切りは久々に併せ馬でやりました。かかりグセがあったのでこれまでは様子を見ながら調整してきていましたが、1週前の感じを見ると道中もスムーズに走れていましたし折り合いは心配ありませんでした。ダービーではジックリ抑えて運んで、一発を狙うしかありませんね」

エメラルファイト

スプリングSの覇者エメラルファイト

エメラルファイト(牡3、美浦・相沢厩舎)・前走=スプリングS1着
石川裕紀人騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.3-54.0-39.8-12.5秒をマーク。

【相沢郁調教師のコメント】
「予定していた皐月賞は右前捻挫で回避しましたが、今は脚元は問題ありません。脚元の問題がない分1週前追い切りはもっとビッシリやりたかったですが、予定より少し時計が遅くなりました。あとは週末と来週でさじ加減を調整していこうと思っています。強い馬がたくさんいるので、気楽にやれるのは良いことですね。ここのところ時計が速いので、あまり後ろから行くと厳しいかと思っています。終いは堅実に脚を使えますし、少しでも良い位置から追走できればと思っています」

ナイママ

豊富なキャリアを生かしたいナイママ

ナイママ(牡3、美浦・武藤厩舎)・前走=京都新聞杯4着
柴田大知騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F88.2-71.5-56.5-42.1-14.1秒をマーク。

【武藤善則調教師のコメント】
「前走はもっと早めにスパートをしたかったですけど、外が壁になってしまいましたからね。スムーズなら3着はあったかもしれません。皐月賞でメドの立つ内容の競馬ができましたし、京都へ遠征してもヘコたれていません。弥生賞からの時間があったことが、今の状態の良さに繋がっていると思います。この中間も落ち着きがあってカイバを食べていますし、前走と比べて状態が上がっていることは間違いありません。2200でも折り合いがついていましたし器用なタイプではないので、東京2400という条件は良いと思います。時計のかかる馬場になってくれた方が更に良いですね」

シュヴァルツリーゼ

伸びしろたっぷりのシュヴァルツリーゼ(内)

【5/16追い切り】

シュヴァルツリーゼ(牡3、美浦・堀厩舎)・前走=皐月賞12着
石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.1-52.5-38.2-12.1秒をマーク。

【森助手のコメント】
「1週前追い切りは石橋騎手に乗ってもらって感触を確かめてもらいましたが、変わらず順調にきていると思います。前走後は在厩調整で進めてきています。前走は大敗しましたが、キャリアの浅さが出たかと思っています。東京コースの方が向いていると思いますし、十分巻き返しは可能だと思っています」