【七夕賞】ミッキースワローが外から豪快に差し切り2年ぶりの重賞タイトル奪取!

ミッキースワロー

7月7日(日)、2回福島4日目11Rで第55回七夕賞(G3)(芝2000m)が行なわれ、菊沢一樹騎手騎乗の3番人気・ミッキースワロー(牡5、美浦・菊沢厩舎)がハイペースを中団で追走すると、外を回って直線へ。最後までしっかり伸びて優勝した。勝ちタイムは1:59.6(稍重)。

2着には3/4馬身差で2番人気・クレッシェンドラヴ(牡5、美浦・林厩舎)、3着には3馬身差で12番人気・ロードヴァンドール(牡6、栗東・昆厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたロシュフォール(牡4、美浦・木村厩舎)は11着に敗れた。

勝ったミッキースワローは父トーセンホマレボシ、母マドレボニータ、母の父ジャングルポケット、伯父に高松宮記念で2着のあるペールギュント、祖母は桜花賞2着のツィンクルブライドという血統。

デビュー2戦目で勝ち上がると、3歳秋にはセントライト記念を勝利。翌年のアメリカJCC2着、そして今年の新潟大賞典2着と重賞での好走はあったものの、ここ2年は勝ち切れずにいた。鞍上の菊沢一樹騎手は重賞初制覇となる。

馬主は野田みづき氏、生産者は安平町のノーザンファーム

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1着ミッキースワロー(菊沢騎手)
「馬の雰囲気が良かったですし思った以上に気分良く走っていたので、いつもより前のポジションにつけました。手応えも良く押し切れる自信もあったので、小細工せずに馬場の良いところを選んで走らせました。

これほど福島の直線が長く感じたことは初めてです。まだフワフワしていて、これが現実なのか夢なのか分からない感じですが、勝てて本当に良かったです。馬を信じて乗りました」

2着クレッシェンドラヴ(内田騎手)
「重賞で強いメンバーが揃うなか、これだけやれれば十分でしょう。勝ち馬に最後もうひと伸びされて甘くはありませんでしたが、馬が力を付けていますし本当に良くなっています。秋が楽しみですね」

3着ロードヴァンドール(横山典騎手)
「よくここまで立ち直ってくれましたね。気難しい面のある馬で、前走はブリンカーからチークピーシズに替えましたが、それが上手くいきませんでした。今回はまたブリンカーに戻したことも良かったかと思います。まだ本当に良い頃の状態まではいっていませんが、使いながら良くなってきています。よく頑張っています」

4着ゴールドサーベラス(藤田騎手)
「道中は脚を溜めて、終いを生かす競馬をしようと思っていました。だいぶ外を回されるロスがもったいなかったですけど、溜めた分最後はよく伸びてくれました。このパターンの競馬を続けていければ良いと思います」

5着アウトライアーズ(野中騎手)
「前半についていけないのはいつものことですし、どこかで外に出せればと思っていました。2着馬が動いたときに後ろからついていって、福島コースでのこの馬の競馬はできました。欲を言えば上位2頭に楽についていければ良かったですけど、勝負どころで少しキツくなりました」

6着タニノフランケル(福永騎手)
「ゲートを上手く出ましたし、ペースが速いなかでもちょうど良い感じで運べました。最後は脚が上がったなかでも、よく踏ん張っていると思います。楽に逃げる形が理想というタイプですし、それを考えればよく頑張っています」

7着クリノヤマトオー(和田騎手)
「内に潜り込めませんでした。全体的にペースが速かったですし、もう少し壁を作りたかったですね。今日はこの馬場にしては時計が速かったですし、スローペースで瞬発力を生かせる展開の方が合うと思います」

11着ロシュフォール(三浦騎手)
「ゲートをスムーズに出て自分のリズムで走れましたし、右回りも克服してくれました。馬場が渋っていたことが影響したかと思いますし最後もグッとくるところはあったので、着順ほど内容は悪くなかったと思います」

  • ミッキースワロー
  • (牡5、美浦・菊沢厩舎)
  • 父:トーセンホマレボシ
  • 母:マドレボニータ
  • 母父:ジャングルポケット
  • 通算成績:15戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 19年七夕賞(G3)
  • 17年セントライト記念(G2)

ミッキースワロー
ミッキースワロー

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