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【エリザベス女王杯】名牝が阻まれ続ける"壁" ラッキーライラックは破れるか?
2019/11/7(木)
エリザベス女王杯には、幾多の名牝が超えられなかったハードルが存在する。G1を6勝した女傑・ブエナビスタ、そして三冠牝馬・アパパネ。これだけの実績をもってしても、勝てなかったレースである。
京都外回り芝2200mというコースは非常にトリッキー。直線が平坦であるため、スタートからテンのペースが速くなる。そして向正面の中ほどから上り坂が始まり、3コーナー過ぎの残り800m地点から下り坂となり、ロングスパート勝負になりやすい。末脚の切れ味よりも、持続力やスタミナが問われやすいコースなのだ。
先述した女傑2頭は、阪神芝1600mのG1を勝っていた。阪神ジュベナイルFや桜花賞が行われる阪神芝1600mはスローペースの瞬発力勝負になりやすいコースで、エリザベス女王杯とは求められる適性がズレる。
過去10年を見ても、阪神芝1600mのG1勝ってきた馬たちには厳しい結果となっている。
09年3着 ブエナビスタ
10年3着 アパパネ
11年3着 アパパネ
11年11着 レーヴディソール
13年15着 マルセリーナ
14年16着 レッドリヴェール
阪神芝1600mのG1勝ち馬で、エリザベス女王杯も勝ったのは2007年1着のダイワスカーレットが最後。2歳女王の勝利は1999年メジロドーベルまで遡る。今年の該当馬はラッキーライラック(牝4、栗東・松永幹厩舎)。幾多の名牝が超えられなかったハードルを超えられるか。
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