【大阪杯】今年はココが違う!昨年1番人気で凡走したブラストワンピースを『狙える』理由

川田騎手とコンビを組むブラストワンピース

川田騎手とコンビを組むブラストワンピース


今年の大阪杯(G1、阪神芝2000m)に出走する有力馬で頭を悩ますのが、昨年1番人気で6着に敗れたブラストワンピースの存在でしょう。

デビュー以来[7-0-0-5]という成績からもわかるように、勝つか負けるかハッキリとした馬です。とはいえ、後方のまま見せ場なく終わった昨年の内容から馬券の扱いが難しいですよね?

しかし見方によっては、実績がトップなのにオイシイ人気で買える……とも考えられます。そして、去年との大きな違いがもう1つあります。鞍上です。

聞いて驚かないでください。ブラストワンピースに騎乗を予定している川田騎手は、G1昇格後の大阪杯で2017~19年と3年連続で馬券に絡んでいます。特に17年は、ステファノス(7人気)で勝ち馬キタサンブラックに0秒1差の2着と接戦を演じました。

しかも阪神芝2000m(過去5年)の最多勝利ジョッキー。この条件では2回に1回以上は3着以内に持ってくるという『阪神芝2000mマスター』なのです!

▼阪神芝2000m騎手別複勝率(過去5年)
1位 川田 [26- 17- 21- 48]複勝率57.1%
2位 Mデムーロ[25- 10- 4- 42]複勝率48.1%
3位 ルメール [17- 13- 4- 38]複勝率47.2%
4位 武豊 [14- 15- 5- 49]複勝率41.0%
5位 福永 [14- 15- 5- 49]複勝率34.9%

昨年はスタート直後に外から他馬に押し込められて流れに乗れず、勝負どころでも外を回るしかなかったブラストワンピース。阪神芝2000mではリーディング上位ジョッキーの中でも断トツの成績を残している川田騎手とのコンビで逆襲があっても驚けません。

【ブラストワンピース 大竹正博調教師】
「昨年の凱旋門賞が不甲斐ない結果でしたが、あれは能力が足りなかったからではないと証明したかったので、前走は結果を出せて良かったです。前走は競馬の中でトラブルがありましたが、不利があっても精神面で押し切れることを証明できたことはG1へ向けて好材料だと思います。

去年の大阪杯の前は調整過程で体重を意識し過ぎて絞りにかかったことで、馬の活気を削ぐ形になってしまったかと思います。今年はそれを考えて、体重はあまり気にせず結果を出した前走と同じ流れで調整を進めてきています。この距離はベスト条件だと思いますし、まだ対戦したことのない相手もいるのでむしろワクワクする競馬になると思っています」