【フェブラリーS】今回は大丈夫!? ダート2戦目ソダシは本当に買えるのか?

2度目のダート参戦で前進を狙うソダシ

2度目のダート参戦で前進を狙うソダシ


いよいよ今週は2022年最初のG1、フェブラリーステークス(G1、東京ダ1600m)が行われます。

今年、最も注目を集めそうなのが白毛の女王ソダシでしょう。秋華賞はゲート内でアクシデント、チャンピオンズCは初ダートとあって連続2ケタ着順に敗れたものの、今回はG1桜花賞、阪神ジュベナイルFを含む3戦3勝の1600mに替わります。

さらに東京ダ1600mはコース形態の関係上、発走直後は芝部分を走るのも見逃せません。芝のマイル戦でG1競走2勝のスピードをフルに生かせるだけでなく、今回はダート2戦目で慣れが見込めるのもポイントでしょう。

そこで今回は「白毛の女王ソダシは本当に買えるのか?」を徹底検証!1997年にG1昇格後フェブラリーSに出走した『牝馬』の成績を徹底的に調べたところ、興味深い傾向が浮かび上がってきました。

▼フェブラリーSの牝馬成績
牝馬[0-1-2-27]
勝率0% 連対率3.3% 複勝率10%

【参考】フェブラリーSで牝馬の好走例
01年3着 トゥザヴィクトリー(4人気)
00年2着 ゴールドティアラ(2人気)
00年3着 ファストフレンド(7人気)


聞いて驚かないでください。G1昇格後にフェブラリーSで牝馬は1頭も勝っておらず、2001年3着トゥザヴィクトリーを最後に、約20年も馬券に絡んでいないのをご存知でしたか?

近年はアーモンドアイ、グランアレグリア、クロノジェネシスなど芝の大レースで活躍が目立つ牝馬も、砂の頂点を決めるフェブラリーSでは話が別。瞬発力よりも馬力が求められるダート戦では、ほとんど通用していません。

今回のソダシに近いケースでは、2018年に15年の桜花賞馬レッツゴードンキ(10人気)の5着が精一杯。ただ、同馬は当時初ダートだった16年JBCレディスクラシック(川崎ダ1600m)で2着に入るなど、フェブラリーSより前に高い砂適性を示していました。

以上にように過去の傾向からソダシの好走期待値は、フェブラリーSにおける牝馬の複勝率と同じく「10%」となります。

馬券に絡むには高いハードルを突破しなければならず、00年に初ダートで3着に粘ったトゥザヴィクトリーと同じく、砂を被りにくくスタート直後に芝部分を長く走れる外目の枠を引き当てるなど、好条件が重なることが前提となりそうです。