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【エリザベス女王杯】イメージと真逆!? アンカツが「牝馬限定G1の攻略法」を教えます!
2022/11/12(土)
ダイワスカーレットでエリザベス女王杯を勝った安藤勝己さん
秋G1もヒット連発!エリザベス女王杯(G1、阪神芝2200m)を2007年にダイワスカーレットで勝利した「アンカツ」こと安藤勝己さんが、元ジョッキーの視点からズバリ予想します!
- 「牝馬」と「枠順」の関係性
今年のエリザベス女王杯は3歳や古馬も含めて、かなり良いメンバーが揃った印象やね。
前2年と同じく阪神が舞台になるけど、直線の短い内回りコースを使用する芝2200mは例年の京都と比べて馬群を捌くのが難しい。4コーナーで馬郡が密集するから下手に内を突くと、直線で前が壁になることが結構あるのよ。
実際、2020年ラッキーライラック(1人気)、21年アカイイト(10人気)と2年続けて「8枠」に入った馬が勝った。今年も枠順が馬券の取捨を分けるのは間違いないやろ。
牝馬は気性的に繊細なタイプが多いから、馬群に入れると他馬を気にして能力を発揮できないケースが少なくない。特に阪神芝2200mのような勝負所でゴチャ付くコースはなおさらで、下手に内枠を引くより外枠の方がスムーズな競馬がしやすい。
昨年大穴をあけたアカイイトにしても、揉まれない8枠から道中外々を回って突き抜けた。2着ステラリア(7人気)も同じ競馬やったし、馬群の内目にいた馬達は速い流れでバテて下がってきた馬が邪魔になる場面があったくらいや。
どうしてもファンの皆さんは「内枠=有利、外枠=不利」のイメージが強いと思うけど、牝馬限定戦では逆に外目の枠を引いた方が有利に働くことも珍しくない。
今年のエリザベス女王杯でオレが狙っている1頭も、能力をフルに発揮できるエエ枠順に入った。それなのに世間の評価は「外目の枠=不利」やと思うし、枠順を理由に敬遠されるのであれば馬券的に絶好の狙い目と違うか?
(元JRA騎手)
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