【桜花賞】前走は収穫大!メイクアスナッチは上昇中!

フェアリーS2着の実績があるメイクアスナッチ

フェアリーS2着の実績があるメイクアスナッチ


■桜花賞
メイクアスナッチ(牝3、美浦・武市厩舎)
井垣祐太調教助手
※除外の場合はニュージーランドTへ

——前走はフェアリーステークス2着でした。レース選択の意図、狙いを教えてください。

井垣助手(以下、井):2勝目をあげた時点で桜花賞への意識がありましたし、1600を試したいと思っていました。1勝クラスを勝った後に歩様が乱れたりバテている感じだったので、しっかり間隔を取って馬の様子を見ながらオーナーと相談して、ちょうど良いところがフェアリーでした。

——レース内容を振り返っていかがですか。

井:ジョッキーとしてもマイルに不安があったので、後ろから折り合い重視のレースをしました。前半はハミを噛んでいましたが許容範囲のなかだったと思いますし、最後までしっかり脚を使ってくれました。

勝ち馬とは通ったところの差でしょう。距離もギリギリ対応してくれましたし、中山の坂をこなせたことも収穫だと思います。

——この馬の良さ、特徴についてはどのように感じられますか。

井:毎回一生懸命走って、力を出し切ってくれるんですよ。走りに対して真面目。それが1番ですね。

——この中間の過ごし方を教えてください。

井:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、レースの3週前に帰厩しました。カイバをバリバリ食べるタイプでもないので体と相談しながら、角馬場で調整して速いところは坂路でやるという普段通りの調整をしています。

——29日に行われた1週前追い切りの動きはいかがでしたか。

井:この日は全体的に坂路の終いの時計がかかっていましたが、そのなかで最後までしっかり走れていましたし、乗り手も「良い動きだった」と評価していました。

——桜花賞へ登録されていますが、3/29現在は除外対象です。もし出走が叶えば初の関西への長距離輸送、初のG1挑戦となります。

井:そうですね。輸送に関してはやってみないと分からないですね。3歳牝馬で思いっ切り抜けた馬はいないと思いますし、別路線からでも勝負になるのではないかと考えています。

——桜花賞が除外となった場合はニュージーランドトロフィーへの出走を予定されていますが、こちらは牡馬相手になります。

井:牡馬相手もやってみないと分かりませんが、同舞台のフェアリーステークスで良いレースをしていますし、ニュージーランドでも好勝負になると思っています。こちらに回った場合は、NHKマイルカップの権利を取れるような走りを期待しています。