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【関屋記念】昨年も2ケタ人気馬が激走!「日本一長い直線」で穴馬券が誘発するカラクリ
2023/8/12(土)
前走中京記念を完勝したセルバーグ
日本一長い直線658.7mの外回りコースを使用する関屋記念(G3、新潟芝1600m)は、長い直線を使った追い比べが見ごたえ十分のレース。
コースの横幅も広めで東京競馬場と同じく、道中は馬群の後方で脚を溜める差し・追い込みタイプが有利なイメージがありませんか?
その思い込みは危険です!
何故なら関屋記念では4コーナーを先頭で回ってきた「逃げ馬」が激アツ。過去10年で半数の5頭が馬券内に好走していて、昨年も12番人気の爆穴シュリが2着に粘り込みました。
[2-2-1-5]複勝率50%
22年2着 シュリ(12人気)
20年2着 トロワゼトワル(8人気)
18年3着 エイシンティンクル(3人気)
17年1着 マルターズアポジー(7人気)
15年1着 レッドアリオン(2人気)
補足として2021年には横山典騎手のマイスタイルが10番人気の低評価ながら、逃げて勝ったロータスランドと0秒2差4着とアワヤの競馬。止まりそうで止まらないレースぶりには、馬券を購入していないファンはさぞ肝を冷やしたのではないでしょうか。
関屋記念で逃げ馬が活躍している理由の1つに、「新潟外回り特有のコース形態」が関係しています。
意外と知られていませんが新潟競馬場の外回り芝コースは、向正面の半ばから3コーナー途中まで緩やかな上り坂なのをご存知でしょうか?
これによりコーナー手前で自然と全馬のスピードが落ちて全体のペースが遅くなるため、スタート直後から先手争いを演じても、直線勝負に備えてしっかりと息を入れることができるんです。
また各馬に騎乗しているジョッキー心理して直線が長いことが逆に安心感を生み、逃げ馬がマイペースで運びやすい状況が誘発されやすいのかもしれません。
そして今年の関屋記念で4コーナー先頭候補の有力候補は、同型馬ノルカソルカや「前走55→今回58キロ」と負担重量3キロ増が気になるものの、前走の中京記念を8番人気で逃げ切ったセルバーグでしょう。
サマーマイルシリーズについて詳しく解説した8/11(金)更新記事でも取り上げたとおり、今回の結果次第で優勝馬の関係者へ授与される合計3000万円の報奨金に最も近い立場。夏の臨時ボーナスをGETするため本気度MAXの走りが期待できます!
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