騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【天皇賞・春】距離はOK!レジェンド・中野栄治の視点は…
2026/5/2(土)
| 当週 栗東ウッド(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 82.7 | 67.3 | 52.2 | 36.9 | 11.3 | 馬なり | |
世間はGW真っ只中だけど、競馬は今週から7週連続のG1開催。ファンの方も盛り上がってるんじゃないかな。
僕もダービーの時には東京競馬場に行く予定だけど、もちろん知り合いとの夜の宴も楽しみにしているんだ(笑)
ただね…。まだ1ヵ月前なのに、もう府中の宿が埋まっていて困ってるんだよ。さすがはダービーだね。近隣の宿を探しているので、まあ何とかなるかな…。
先週ちょっと触れた話なんだけれど、今週は東京競馬場の近くにある大國魂神社で"くらやみ祭"が開催されるんだ。
初日には競馬式(こまくらべ)といって、競馬場正門駅の脇から大國魂神社を目指して馬が走る恒例行事がある。2018年には藤田菜七子元騎手が馬に乗って走っていたらしいね。当時はブレイクしていた時だから、相当混んだみたいだよ。
だいぶ昔の話なんだけれど、"くらやみ祭"はその華やかさの裏で見世物小屋"が流行っていたなぁ。
ちょっとした芸を披露する場所でね。以前は"ヘビ女"と言われる女性のパフォーマーがいたんだ。生きたヘビを食いちぎって血をすすり、そのまま噛みっ切って食べちゃうんだ…
今ならテレビや動画なら“閲覧注意”なんてテロップでも流れそうだけど、当時はエンターテインメントとして受け入れられていたんだ。現代では動物保護の関係でなくなってる。今更ながら凄い時代だったよ。
そろそろ話を本題に移そうか。今週の天皇賞・春、ナンバーワンはクロワデュノールだ。
前走の大阪杯でもS級評価に取り上げた馬だ。今回は更に良くなっているね。併せに行く時の脚が前走時とは違っていたし、力みもなくシッカリと加速していて素軽さも増していた。
あとは距離だけ。この感じなら折り合いの心配もなさそうだし、距離については僕はこなせると思っている。
タガノデュードは勢いがあるよね。前走の大阪杯はあのメンバー相手に一瞬2着はあるかの脚を使っていたので本物だと思う。今年4戦目になるけど、追い切りでは気分良くスムーズに走れていたので、高いレベルで好調をキープしているね。
シンエンペラーは相変わらず頭の高い走法で気難しさも見せていた。ただ許容範囲内。それを加速力でカバーしていたし、海外遠征を変更した影響はなさそうだ。道悪ならチャンスが広がりそうだな。
最後にホーエリート。前走はアブミが外れたようなので度外視していいだろう。ずっと戸崎騎手がコンタクトをとっていて、動きにも躍動感がある。ここに向けてはキッチリ仕上げてきたと思う。
ポールセン
狙いたいのは新潟11Rの越後S。ポールセンが気になるんだ。同型のレアンダーは長いところからの短縮で行ききれなさそうだし、外のルディックも陣営は控えることを示唆している。ポールセンが内から行ききれれば十分チャンスがあると見ているよ。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





